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2023年5月2日更新

ホテル ストレータ 那覇(那覇市牧志)| 都会で味わう自然と伝統[インテリアコーディネーター ICアイ]

協力/沖縄県インテリアコーディネーター(IC)協会
IC協会の会員がインテリアのプロとしての視点から、県内でおすすめの空間を紹介していきます。初回は同協会・事務局長の東風平美穂さんが「めちゃくちゃ常連」という、那覇市内のホテルに併設されたカフェの魅力を語ります。

ホテルに併設された「カフェ ストレータ」。大きなガラス窓から豊かな自然が望める

私の大好きな空間が、ゆいレール美栄橋駅すぐそばのホテル ストレータ 那覇の中にある「カフェ ストレータ」です。静かで落ち着いたカフェなので、とても仕事がはかどります。実は、この原稿もここで書きました。

私的お薦めポイントは三つ。


(1)景色+内装に癒やされる

カフェから望むテラスは自然豊かで、ここが駅から徒歩1分の大都会ということを忘れさせてくれます。ときどき、チョウチョや猫、鳥も遊びに来ていてほっこりします。

内装にも自然がいっぱい。柱には琉球石灰岩、天井には屋久杉が使われていて、癒やしパワーを感じます。


(2)伝統工芸(紅型・首里織など)に見て、触れられる

カフェ内には大型の紅型作品があり、目を引きます。知念紅型研究所の現当主・知念冬馬さんが手掛けた作品で、この土地に昔あった首里城へ続く道「長虹提」が描かれています。下から過去・現在・未来を表していて、よく見ると真ん中の現在には、面白いものも描かれています。ぜひ実物をじっくり見てください。

また、カフェで使用しているクッションのカバーは首里織のロートン織(琉球王朝時代、武士が身に着けた織物)で、森や海をイメージして作られたそうです。重厚感があって、ぴりっとしたアクセントになっています。


(3)朝活に最適

このカフェはホテルの朝食会場にもなっているので朝7時から開いていて、朝活にぴったりです。すがすがしい時間帯にほっと一息つけば、爽やかな一日のスタートができますよ。

 
カフェに飾られている大型の紅型作品(知念冬馬作)
クッションはぜいたくなロートン織。空間のアクセントになっている

 

今回の執筆者
東風平美穂(こちんだ・みほ) 県インテリアコーディネーター(IC)協会の事務局長。県内初のライフオーガナイザー®。
IC協会では、空間づくりのちょっとした相談に対応する「ちょこっと相談」を2時間5000円(延長1時間2000円)で行っている。詳細は同会のホームページで確認を。
https://ic-okinawa.com/

 


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1948号・2023年5月5日紙面から掲載

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