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2024年7月5日更新

ホテル アンテルーム 那覇(那覇市前島)|随所にアート 驚きのホテル[インテリアコーディネーター ICアイ]

協力/沖縄県インテリアコーディネーター(IC)協会
沖縄県インテリアコーディネーター(IC)協会の会員が、インテリアのプロの視点から県内でおすすめの空間を紹介。今回は、同協会事務局の東風平美穂さんが、たくさんのアートに彩られた「ホテル アンテルーム 那覇」を紹介します。

ホテルの正面玄関から入ると圧巻のアート「RED DOT(BIO)」に出迎えられる。壁4面にわたる大迫力の作品だ


五感で味わうアート

「ホテル アンテルーム 那覇」があるのは、泊港のすぐ近く。こんなところに? と誰もが思うような場所にあります。外観もインパクト大です。そのモチーフとなった絵画も館内に飾られているので、探してみてください。

中に入ると次々とアートがお出迎え。なかでも壁4面にわたる圧巻の「RED DOT(BIO)(作/大和美緒)」は、目だけでなく五感で味わっていただきたいアートです。

 
ベッドフレームなどには真鍮が用いられている。金属ながら柔らかな印象で温かみがある


アーティストの部屋のよう

薄いブルーグレーで統一された客室内は、どんなアートが飾られてもしっくりなじみます。全ての部屋がオーシャンビューで、海の色とも良くマッチ。

家具や内装に使われている素材はホワイトオーク、真鍮(しんちゅう)、木材が中心。異素材がミックスした空間ですが、ふんわりしていて、温かくお出迎えしてもらっているような気分になります。センスの良さはアーティストの部屋のよう。

私のおすすめは「コーナースイート」。大きな窓2面からの景色は思わず「わぁ!」と声がでるほどの眺め。天蓋(てんがい)付のベッドにもテンションが上がります。

 
斜めのデザインがスタイリッシュな外観
 
2面の窓から港を望める開放的な「コーナースイート」
 
自分だけの発見も

客室に設置された家具は丸みを帯びていて、かわいらしい印象。コンパクトだけど狭さを感じさせないデザインの力と、良く考えられた動線はさすがです。

ホテルの随所にアートが散りばめられていて、あれもしかして、これも? と発見して楽しんでもらいたい空間です。


今回の執筆者
東風平美穂(こちんだ・みほ)
県インテリアコーディネーター協会の事務局担当。県内初のライフオーガナイザー(R)。
IC協会では、空間づくりのちょっとした相談に対応する「ちょこっと相談」を、2時間8000円(延長1時間2000円)で行っている。詳細は同会のホームページで確認を。
https://ic-okinawa.com/

毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第2009号・2024年07月05日紙面から掲載

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