企業・ひとの取り組み
2022年9月2日更新
沖縄|【ひと】家造りの「決断」手助け|人に寄り添いプラン提案|ベストセレクトコンサルティング(株)沖縄支社 支社長|注文住宅の相談窓口 那覇店|谷口智保 さん
那覇市おもろまちにある「注文住宅の相談窓口」で、ファイナンシャルプランナーとして家づくりに関するさまざまなサポートを行っている谷口智保さん(36)。「お客さまの人生における大きな決断に寄り添うことがやりがい」と語る。
家造りの「決断」手助け
谷口智保 さん
ベストセレクトコンサルティング(株)沖縄支社 支社長
注文住宅の相談窓口 那覇店
-これまでの経歴は?
学生時代にホテルのアルバイトで触れたブライダルの世界が楽しくて、そのまま就職しました。やりがいを感じていたのですが、1人目の子が生まれて子育てとの両立が難しくなり、30歳で退職することに。
両親が賃貸経営をしていたのと、ホテル時代から建築やインテリアに興味があったこともあり、その後は建築業経理士やファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取って、保険会社や建築会社で働きました。建築会社ではインテリアのプランニングをしていましたが、もっとFPの資格が生かせる仕事がしたくて今の会社に入りました。
-仕事のやりがいは?
夫婦や家族といった強い絆で結ばれているお客さまに寄り添い、人生の転機となるような大きな決断を丁寧にサポートできること。今までいくつかの仕事を経験しましたが「決断のサポート」が共通点ですね。
住宅建築では、教育資金や老後のことまで考慮して、無理のないライフプランをシミュレーションし、その時々で資金計画を練り直すことが大切。お客さまに「末長くお付き合いください」と言われるような信頼関係が築けた時は喜びです。
-心がけていることは?
「注文住宅の相談窓口」には、家づくりに関するさまざまなご相談が寄せられます。お客さまのご要望や不安、悩みなどをじっくりとお聞きして、中立公正な立場で、安心・納得いただける選択肢を、わかりやすくご提案するよう努めています。
そのためには、日頃から提携している建築会社との信頼関係を深めておくことも重要。何か不測の事態が起きた時に、真摯(しんし)な対応をしてくれる会社であれば、私たちも安心してお客さまに紹介することができます。お客さまに迷いや心配がある時は、建築会社との商談に同席したり、住宅が完成した際には見学会にも足を運んでいます。
-今後の目標は?
保険業界では「知識は礼儀」という言葉がよく言われるのですが、まだまだ学びたいことがいっぱいありますね。今、社内のチームには投資信託などに強い資産アドバイザー(IFA)を目指しているスタッフがいます。私も不動産コンサルティングマスターを目指しています。
お客さまが知らずに後悔することがないよう、今後もチームで一体となって、より深みのあるサービスをワンストップでご提供していきたいです。
相談者と建築会社の担当者との打ち合わせに同席する谷口さん(右奥、写真は谷口さん提供)
相談無料で何度でも
中北部での出張個別相談可
谷口さんの同僚でIFAを目指す津嘉山さんも頼りになる存在
「注文住宅の相談窓口は、提携企業からのサポートによって運営されているため、お客さまは無料で何度でもサービスを受けることができます」と谷口さん。「土地探し、住宅会社選び、新築、リフォーム、土地活用など、住宅に関することなら、なんでもご相談ください」と同社のFP津嘉山悠人さんも笑顔をみせる。
また、社内には住宅ローンを扱うグループ会社のBSCモーゲージバンク(株)ARUHI那覇店も併設しているので、事前審査などの対応も迅速。高度なライフシミュレーションソフトを導入し、無理のない資金計画のアドバイスや保険の見直し、資産運用などについても、わかりやすく教えてくれる。中北部への出張個別相談も行っているそうなので、問い合わせは同社へ。
〈プロフィル〉やぐち・ちほ/1986年、金武町出身。学生時代のアルバイトをきっかけにホテルでブライダルプランナーのキャリアをスタート。建築・金融業界を経て、2020年にベストセレクトコンサルティング(株)に入社。住宅建築に特化したファイナンシャルプランナーとして活躍する。
◆ベストセレクトコンサルティング(株)沖縄支社 那覇市おもろまち4-17-19 ソフィアビル3階
電話098・917・6260 https://ouchi-okinawa.life/
第1913号・2022年9月2日紙面から掲載
取材/藤井千加(ライター)