インテリア
2022年3月11日更新
テレビの音では物足りない!|イマドキ ホームシアター&オーディオ入門編①
このコーナーでは、オーディオ・ホームシアター専門店「アバック」の當山寛人店長に、初心者向けのホームシアター&オーディオの取り入れ方や本格的なシステムまで、幅広く紹介してもらいます。
文/當山寛人
イマドキ
ホームシアター&オーディオ入門編①
動画サブスクの高品質化が進むも…
テレビの音では物足りない!
家でも美しい音・映像
コロナの脅威もまだまだ収まらない中、長期化する巣ごもりで「オウチ時間」を充実させたいと思う人が以前にも増して多くなってきたようです。
そんなインドア志向の中では、当店が取り扱っている「ホームシアター」や「オーディオ」というジャンルに注目が集まるのは、当然のことかもしれません。
また、長いステイホームで一気に広がった映画や音楽の定額制配信サービス「サブスクリプション(サブスク)」などの多様化も顕著になりました。
代表的な動画配信サービスを例に挙げると、「アマゾンプライムビデオ」、「ネットフリックス」、「フールー」、昨年末にリニューアルを果たした大注目の「ディズニー+(プラス)」などがあります。
また、基本的に無料ですが「ユーチューブ」も重要な動画コンテンツの一つとして挙げられるでしょう。
音楽配信においては、「アップルミュージック」をはじめ、「スポティファイ」など多くのサブスクのコンテンツがあり、まだまだ日本に上陸していないサービスも多数あります。
ここ最近の配信サービスが以前と大きく違う点は、いずれも高画質(4K、HDRなど)や高音質(ハイレゾなど)と質の向上を大きく打ち出している点です。コロナ過で、少しでも美しい音と映像でストレスを和らげたいと言う気持ちの表れかもしれません。
最近の要望で多いのが、「家のテレビと手持ちのオーディオをつなぎたい」というもの。最近の薄型テレビは、内蔵のスピーカーも小型化されていて音響に迫力が欠けるため、こうした要望が増えている。すぐつながると思われているが、端子やアンプの確認などが必要だ
薄型テレビと手持ちのオーディオをつなぐには、テレビ側とオーディオ側に接続端子「HDMIのARC」か「光のデジタル出力」があることを確認し、ケーブルでつなぐ方法がある。写真はテレビ側。ほとんどのテレビにはあるが、オーディオにはない場合も多い
薄型ゆえのデメリット
そんな中、当店で一番多い問い合わせは「テレビの音を手持ちのステレオから流したい」というご相談。テレビのスピーカーではなく、手持ちのオーディオ機器につないで迫力のある音で楽しみたいという要望です。
すごく単純なご相談ですが、案外にややこしいのです。
液晶や有機ELテレビは薄型にできるのがメリットです。ただ、薄型ゆえに内蔵するスピーカーまで小型、薄型化され、大きな画面で見られても音響の迫力が足りない、と感じる人も少なくありません。
さらに、ここ数年発売されている薄型テレビは、音声のアナログ出力がありません。その事由には少し複雑な事情がありますが、とにかく現時点でテレビの音を手持ちのオーディオで流すためには、テレビとオーディオに接続端子「HDMIのARC」か、「光のデジタル出力」があることを確認し=右写真、ケーブルでつなぐ必要があります。また、オーディオにアンプ(音声信号を増幅させて高音質にする機械)が内蔵されていなければアンプも用意する必要があります。
次回は、その解決法や楽しみ方を紹介します。
とうやま・ひろと/アバック沖縄店長。40年以上、オーディオやホームシアターの仕事に携わる。県内で手掛けたホームシアターは700件以上。好きな映画はレオン、ブレードランナー、グラディエーター。
◆アバック沖縄店 那覇市銘苅323-1
☎098・943・9178
ホームシアター&オーディオ入門編①
動画サブスクの高品質化が進むも…
テレビの音では物足りない!
家でも美しい音・映像
コロナの脅威もまだまだ収まらない中、長期化する巣ごもりで「オウチ時間」を充実させたいと思う人が以前にも増して多くなってきたようです。
そんなインドア志向の中では、当店が取り扱っている「ホームシアター」や「オーディオ」というジャンルに注目が集まるのは、当然のことかもしれません。
また、長いステイホームで一気に広がった映画や音楽の定額制配信サービス「サブスクリプション(サブスク)」などの多様化も顕著になりました。
代表的な動画配信サービスを例に挙げると、「アマゾンプライムビデオ」、「ネットフリックス」、「フールー」、昨年末にリニューアルを果たした大注目の「ディズニー+(プラス)」などがあります。
また、基本的に無料ですが「ユーチューブ」も重要な動画コンテンツの一つとして挙げられるでしょう。
音楽配信においては、「アップルミュージック」をはじめ、「スポティファイ」など多くのサブスクのコンテンツがあり、まだまだ日本に上陸していないサービスも多数あります。
ここ最近の配信サービスが以前と大きく違う点は、いずれも高画質(4K、HDRなど)や高音質(ハイレゾなど)と質の向上を大きく打ち出している点です。コロナ過で、少しでも美しい音と映像でストレスを和らげたいと言う気持ちの表れかもしれません。
最近の要望で多いのが、「家のテレビと手持ちのオーディオをつなぎたい」というもの。最近の薄型テレビは、内蔵のスピーカーも小型化されていて音響に迫力が欠けるため、こうした要望が増えている。すぐつながると思われているが、端子やアンプの確認などが必要だ
薄型テレビと手持ちのオーディオをつなぐには、テレビ側とオーディオ側に接続端子「HDMIのARC」か「光のデジタル出力」があることを確認し、ケーブルでつなぐ方法がある。写真はテレビ側。ほとんどのテレビにはあるが、オーディオにはない場合も多い
薄型ゆえのデメリット
そんな中、当店で一番多い問い合わせは「テレビの音を手持ちのステレオから流したい」というご相談。テレビのスピーカーではなく、手持ちのオーディオ機器につないで迫力のある音で楽しみたいという要望です。
すごく単純なご相談ですが、案外にややこしいのです。
液晶や有機ELテレビは薄型にできるのがメリットです。ただ、薄型ゆえに内蔵するスピーカーまで小型、薄型化され、大きな画面で見られても音響の迫力が足りない、と感じる人も少なくありません。
さらに、ここ数年発売されている薄型テレビは、音声のアナログ出力がありません。その事由には少し複雑な事情がありますが、とにかく現時点でテレビの音を手持ちのオーディオで流すためには、テレビとオーディオに接続端子「HDMIのARC」か、「光のデジタル出力」があることを確認し=右写真、ケーブルでつなぐ必要があります。また、オーディオにアンプ(音声信号を増幅させて高音質にする機械)が内蔵されていなければアンプも用意する必要があります。
次回は、その解決法や楽しみ方を紹介します。
とうやま・ひろと/アバック沖縄店長。40年以上、オーディオやホームシアターの仕事に携わる。県内で手掛けたホームシアターは700件以上。好きな映画はレオン、ブレードランナー、グラディエーター。
◆アバック沖縄店 那覇市銘苅323-1
☎098・943・9178