家づくり
2021年8月13日更新
[沖縄]おうち時間を充実|自宅イメチェン編 (中)
部屋づくりに欠かせないのが家具。今回は、家具を配置する時の基本的なルールや、家具選びのポイントをインテリアコーディネーターの森田めぐ美さんが説明します。
家具配置のルールと選び方のコツ
色やサイズ、視線を考慮する
実際のコーディネートプラン
「フォーカルポイント」とは…
「焦点となる(=focal)場所(=point)」で、空間に入った時にはじめに目がいく場所のこと。空間の印象を決定づけます。自分の好きな小物や雑貨類を1カ所にまとめて置くのも効果的。テーブルランプなど照明で明るくすると、より目をひきやすくなります。
【寝室】BEFORE
AFTER
【寝室】 フォーカルポイント
【リビング】BEFORE
AFTER
広々としていたリビング。リネン地の大きなソファを置いて部屋の主役にした
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家具配置の基本ルール
①動線を確保する
人が通る場所は、幅60㌢程度を確保する(最低でも45㌢)。
②ゾーニングを意識する
食べる・寝る・くつろぐ・デスクワークなどシーン別にエリアを仕切る。
③家具の高さをそろえる
アクティブエリアは高く、リラックスエリアは低く。
④本当に必要な家具だけを置く
⑤空間に合ったサイズの家具を選ぶ
必ず事前に部屋を採寸すること。スマホ画面上で家具を試し置きできるAR(拡張現実)アプリを活用するのも効果的。(RoomCo AR、LOWYA、Amazon ARビューなど。無料アプリもある)
家具選びのポイント
(A)色や素材をそろえる
床や建具の色、手持ちの家具の色とを合わせると統一感が出て失敗がない
(B)お手入れ方法を考慮する
例えばソファを汚すことが多いというお宅は洗濯可能なカバーリング式や、拭き掃除ができる皮革製などを選ぶ
(C)搬入経路を確認
マンションならエレベーターのサイズ、玄関ドア、階段の天井高などをチェック
(D)視線を意識する
オープンな収納家具は詰め込み過ぎず抜け感(余白)を作るとおしゃれに。雑貨や観葉植物、間接照明、アート(絵)をプラスしてフォーカルポイントを作りワンランクアップ!
まとめに…
また、家具を選んだ後は、好きなファブリックなどでスタイリングして楽しみましょう! 例えば「スタイリッシュ」×「男前」のようにテーマをミックスして膨らませると、遊び心のある自分だけのこだわり空間が作れると思います。最近ではオンラインを活用してのインテリアコーディネート相談も可能になってきています。自分でコーディネートするのが難しければプロの手を借りるのもいいかもしれませんね。
執筆者
森田 めぐ美
もりた・めぐみ/ホームステージャー1級。2016年にGIFT(https:/giftinteriordesign.com/)を設立し、県内初のホームステージャーとして活躍。昨年から、LINEを活用したオンラインでのホームステージングサービス「in My Room」(https://inmyroom.online/)も始めた。
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1858号・2021年8月13日紙面から掲載