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2021年6月18日更新

[沖縄]心地よさを五感で感じる|暮らしが変わるホームステージング[8]

もうすぐ梅雨明け。厳しい暑さと高い湿度で不快な時でも、五感を生かす工夫をすれば心地よさを感じられる。特に嗅覚は記憶にもつながるので、良い印象が残るように良い香りを取り入れたい。
文/杉之原冨士子 (一般社団法人日本ホームステージング協会 代表理事)

ニオイは記憶に残る




ニオイは記憶に残る

梅雨が明けると、いよいよ夏の到来。しかし沖縄はもともと湿度が高い上、雨が降ってじめっとした空気が漂うことも。そんな時は五感を生かして乗り切ってみませんか?

五感とは「視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚」ですが、特に意識したいのは嗅覚。つまり、臭いを感じるところです。 嗅覚は五感の中でも唯一、感情・本能に関わる「大脳辺縁系」に直接伝達され記憶に残るといわれています。


家のニオイを消す

「自宅の臭い、気付いていますか?」

こんなCMもおなじみになってきたように、最近は臭いに対して、以前よりもずっと敏感になった気がします。だからこそ、たくさんの種類の消臭剤や芳香剤が市販されているのだと思います。

玄関のドアを開けた途端、家の臭いを感じる時があります。すてきな家でも、嫌な臭いがあるだけで魅力が半減してしまいます。

そんな記憶が残ってしまうことのないように、臭いの元を絶たなくてはいけません。

家の臭いとは、靴の臭い、キッチンやお風呂の排水口の臭い、トイレの臭い、汗の臭い、生ごみの臭い、ペットの臭い、たばこの臭いなどなど挙げたらきりがありません。

この臭いを取り除く方法は一つ。とにかく、こまめにお掃除して、臭いの元を排除していくことです。

その上で、心地よい匂いを取り入れていきましょう!

心地よい匂いも同じように記憶に残ります。自分の家がいい香りならそれが記憶に残り、同じ匂いを嗅いだ時に自分の家のことを思い出すようになります。

香りで印象づける

ハイクラスのホテルなどは、そのホテル専用の香りがあり、印象に残るよう工夫しています。また、香りには、高級感のある香りやカジュアルな香り、個性的な香りなど、使う場所によっても合う香りが違います。

梅雨時期はスッキリしたかんきつ系の香りを玄関に。寝室にはリラックス効果もあるというラベンダーの香りもオススメです。

最近はアロマディフューザーやアロマスプレー、リードディフューザー、せっけんなど、インテリア雑貨店で香りの小物をたくさん見かけるようになり、さまざまなシーンで香りを楽しむことができます。

その中でも、アロマキャンドルは、香りだけでなく、炎の揺らめきやオレンジ色が癒やしの効果もあり、不安やストレスを解消してくれるといいます。つまり、嗅覚と視覚からリラックス効果をもたらしているのです。

触って爽やかに

聴覚から、リラックスできる川のせせらぎや鳥のさえずりなどの環境音楽を聴くのもいいかもしれません。最近では、たき火のパチパチという薪の燃える音で癒やされるという人もいるようです。

一方で、近頃一番遠ざかっているのではないかと思われるのが触覚。コロナ禍で、直接ものを触るということに多くの人が不安を感じています。

しかし、「触り心地がいい」「サラッとしている」などの感覚は、本来ものを触って初めて分かる感覚です。せめて自宅では、クッションカバーを綿や麻の素材が入ったものに替えてみませんか。爽やかな印象に変わりますよ。

暑い夏が来る前に、五感を生かして、体をゆっくりと癒やす環境を整えてみてはいかがでしょうか。

 五感を生かして心地よくなるための工夫 


アロマキャンドル。香りだけでなく、炎の色や揺らめきを見ることでも心地よさを感じられる

リードディフューザー。アロマオイルを入れた容器にリード(スティック)を挿すことで香りが広がる。写真はイタリアの「ミッレフィオーリ」の商品(写真提供:module)

ビー玉を入れた花瓶。ガラスの器やビー玉が爽やかさを演出し、涼しさを視覚で感じる

カバーに綿や麻の素材を使ったクッション。肌に触れた時にサラリと心地いい

香り付きのせっけん。写真の「ラグジュアリーシアソープ」は、配合されたシアバターと、洋ナシなどイギリス特有の香りが特徴(写真提供:module)

川のせせらぎや鳥のさえずりなどの環境音楽を聴いてリラックスする
 
 
執筆者

すぎのはら・ふじこ/(一社)日本ホームステージング協会代表理事。運送会社に就職し、事務から営業、現場での梱包開梱まで担当。2011年に独立し、お片づけ・梱包会社「㈱サマンサネット」を設立。多くの現場経験からホームステージングの必要性を感じ、2013年、同協会を設立。


◆ホームステージングとは
片付けや掃除、インテリアなどの専門知識・技術を活用しながら、家を整えることで、暮らしの質や家の価値を高めること。(一社)日本ホームステージング協会では、ホームステージングの普及とその担い手であるホームステージャーの育成に力を入れている。詳しくは同協会ホームページ(https://www.homestaging.or.jp/

毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1850号・2021年6月18日紙面から掲載

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