特集・企画
2024年9月20日更新
[不動産の日2024]不発弾探査①|不発弾 市街地や離島にも
写真は県内で発見された不発弾の数々。沖縄本島中南部・北部から離島まで及び、田畑だけでなく人通りの多い住宅街や街中でも見つかっている。これらは沖縄戦で使用された爆弾。戦争から79年たった今なお地中に残っていて、その量はおよそ1800~1900トンとも言われている。県防災危機管理課によると不発弾は毎日のように発見されており、いまだに爆発する可能性がある。
不発弾 市街地や離島にも
弾薬1800トン超 なお爆発の可能性下の写真は県内で発見された不発弾の数々。沖縄本島中南部・北部から離島まで及び、田畑だけでなく人通りの多い住宅街や街中でも見つかっている。これらは沖縄戦で使用された爆弾。戦争から79年たった今なお地中に残っていて、その量はおよそ1800~1900トンとも言われている。県防災危機管理課によると不発弾は毎日のように発見されており、いまだに爆発する可能性がある。
県ではこれら不発弾による事故を防ぐため、「住宅等開発磁気探査支援事業」を実施。住宅の新築や建て替えの工事現場における不発弾の探査費用を原則、全額補助するものだ。担当者は「戦争から時間がたち、危険なものという認識が薄れている世代も増えてきた。建物が建っていたから大丈夫とは限らない。安全に工事や土地活用を行うためにも、ぜひこの事業を利用してほしい」と話す。
※写真はすべて県防災危機管理課提供
2016年 石垣市大川の市街地で発見された250キロ爆弾
2016年 那覇市首里寒川町の住宅街で発見された50キロ爆弾
2019年 糸満市武富の住宅街で発見された250キロ爆弾
2024年 恩納村冨着の野草地で発見された50キロ爆弾
2010年 西原町池田の野草地で発見された14インチ艦砲弾。赤線で囲まれた部分に埋まっている
2013年 宜野湾市大山の市街地で発見された5インチ艦砲弾
↓画像をクリックすると、沖縄県防災危機管理課のサイトに移動します
[関連記事]
[不動産の日2024]不発弾探査②|耐爆容器で住民負担減
[不動産の日2024]対談 建物診断のプロ 下地鉄郎さん×補修改修のプロ 赤嶺雄一郎さん|身近な不動産 持ち家を守る
[不動産の日2024]宅建業協会創立60周年①|会長インタビュー|沖縄県宅地建物取引業協会
[不動産の日2024]宅建業協会創立60周年②|業者会活動|沖縄県宅地建物取引業協会
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第2020号・2024年09月20日紙面から掲載