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2024年9月20日更新

不動産の日特集2024|県宅建業協会創立60周年 業者会活動|沖縄県宅地建物取引業協会

(公社)沖縄県宅地建物取引業協会は沖縄本島から宮古・八重山地域までを9地区に分け、各地域で業者会が活動する。また女性部会も設立され、各会は独自に各種研修会や勉強会、セミナーを開き、会員らが不動産取引に欠かせない知識・情報を共有している。会員の資質向上だけではなく、社会貢献事業も行っている各会の取り組みを紹介する。

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創立60周年
信頼と繁栄を表すハトマークをシンボルに地域を支援!

県内9地区で業者会活動
女性部会も実務の力磨く



 ① 那覇東地区  島田進 会長 
那覇東地区の活動エリアは真和志と首里で、住宅地が密集しています。今年2月には家主セミナーを県総合福祉センターで開催。専門家4人を招き、「ホームインスペクションの必要性」と「利用塗料や塗装、防水工事」をテーマに講演してもらいました。参加者36人が講師の話に耳を傾け、建物を所有している家主、管理する実務者それぞれから質問が飛び交い、有意義なセミナーとなりました。今後も会員はじめ、家主さまや地主さまにも有益な情報を発信していきます。

インスペクション(建物状況調査)などの講演に聴き入る参加者ら


 ② 那覇西地区  喜納兼功 会長 
今年で創立25年。国際通りや県庁などがある沖縄の中心地で活動しています。会員に向けて、実務に関する法律の勉強会や各種研修会、セミナーを定期的に開催しているほか、社会貢献事業として寄付活動にも力を入れています。今年3月には「みらいチケット」の普及活動を行っている「タコライスラバーズ沖縄」へ40万円を寄付。引き続き、会員の資質向上だけではなく、子どもたちを貧困から救う活動もしていく。

喜納兼功会長(右)から寄付金を受け取るタコライスラバーズ沖縄の担当者


 ③ 小禄・南部地区  武島多加雄 会長 
小禄・南部地区業者会は那覇市小禄と南部地域の4市3町にまたがり活動しています。今年初め、当業者会の予算に加えて理事会で寄付を募り、南風原町社会福祉協議会にお米を寄贈しました。同協議会から「ご飯に困る家庭がある」と話を聞き、福祉活動の重要性を再認識。今後も地域に貢献できる事業に取り組んでいきたいと思います。

お米136キロ(6万5千円相当)を南風原町社会福祉協議会に贈った


 ④ 浦添・西原地区  名嘉真秀 会長 
浦添・西原地区業者会は「宅建カップ少年サッカー大会」の支援金など地域を盛り上げる活動にも取り組んでいます。西原町総合運動公園で開催された同サッカー大会では支援金やボールを贈呈しました。会員の知識向上も忘れず、「土地家屋調査士と学ぶ不動産取引について」「外国人入居者について」をテーマにした勉強会も開いています。不動産の適正な取引を推進するべく、活動にまい進していきます。

宅建カップ少年サッカー大会の表彰式。参加した選手に賞状などを贈った


 ⑤ 宜野湾・中城地区  宮城竜也 会長 
5月に開催された2024年度定時総会で、理事2人が新しく選任され新体制で活動しております。宜野湾・中城地域の住民と会員の皆さまと一緒に地域を盛り上げていきたいと思います。宜野湾市役所で月に1回、開いている不動産無料相談は回を増すごとに相談者の数が増えています。また、昨年は新型コロナの影響で休止していたビーチクリーン活動も行いました。地域に根ざした業者会を目指し、活動していきます。

宮城会長を中心に新体制を整え、活動する宜野湾・中部地区業者会の会員ら


 ⑥ 中部地区  長嶺将賢 会長 
中部地区業者会は2市2町2村で活動しています。2024年度最初の勉強会を4月に沖縄こどもの国で開き、対面とオンラインのハイブリッド型を採用して、会員58人が参加しました。「重要土地等調査法について」をテーマに、区域指定の確認や契約の仕方などの説明に聴き入りました。また当業者会は4年前から、コロナ禍で飼育する動物の餌代が不足している同園に寄付を行うなど、会員はじめ皆さまのためになる事業を積極的に行っていきます。

寄付金は有志と異業種交流会の参加費から捻出し、こどもの国の神里興弘園長(中央)に贈った


 ⑦ 北部地区  津波隆太 会長 
北部地区業者会は今年で創立40年を迎えました。1月に開催された「名護さくら祭り」会場では不動産フェアを催し、無料相談所を開設しました。さくら祭りに来場された方々へ、当業者会や全国宅地建物取引業協会連合会が掲げるシンボル「ハトマーク」をPRしました。合わせて不動産コンサルティングに関する勉強会も開き、会員25人が参加。これからも社会に貢献できるよう取り組んで参ります。

無料相談所を設け、住民の悩みに耳を傾けた会員ら



 ⑧ 宮古地区  宮國寿成 会長 
宮古地区業者会は昨年、「相続登記の義務化」をテーマに掲げて地域研修会を開きました。相続が必要なときでも研修会の内容を生かし、円滑な不動産の利活用を期待しています。また、世界的に知名度を誇るホテルの開業などがあり、観光客のにぎわいも影響して、街は活気づいています。本年度は宮國寿成新会長を先頭に、地域課題である「賃貸住宅が不足している問題」などに取り組んでいきます。

本年度の定時総会の様子。会員間で取り組む問題を共有


 ⑨ 八重山地区  水上雅生 会長 
昨年末、石垣島は人口が5万人となりました。石垣島を含めた八重山諸島で不動産の入居率と賃料が高止まりしています。昨今の建設材料費や人件費の上昇を受け、新たな賃貸物件の建設に着手できないのでは、との声も聞こえてきます。5月に開かれた定時総会では水上雅生新会長にバトンタッチ。人口や観光客の増加に伴う企業の経済活動、住民の生活環境の安定にむけて、行政とも連携しさまざまな取り込みをしていきたいです。

定時総会ではまちづくりを担う中核団体として、地域社会の発展に貢献する取り組みについて確認された


 女性部会  比嘉美加子 会長 
女性部会は毎月第3土曜日に定例会が開かれ、講師を招いた勉強会や事業報告、実際に相談を受けた事例発表などを行っている。会員らの事例を共有することで、実務知識についても一つ一つ確認。有意義な話し合いの場になっています。  6月15日の定例会では新会長に比嘉美加子さんが就任しました。倫理綱領を順守し、不動産業者としての資質の向上と「清く正しく美しく、しなやかに、したたかに」をモットーに活動していきます。

女性部会はアスベストに関する勉強会を開催し、建物の解体やリフォームに必要な調査などを学んだ


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取材/週刊タイムス住宅新聞
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第2020号・2024年9月20日紙面から掲載

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