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2021年12月31日更新
[沖縄]県内6社が提案!SDGsな家づくり|アクロス琉球(株)「RCガーデックス」
「SDGsな家造り」を6社が提案!同性パートナーでも利用しやすい住宅ローン、住宅診断やリノベーションの提案、環境や家計に優しい水、長持ちする鉄筋コンクリート造、ガス漏れなど万一に対応するシステムまで。住宅取得のヒントにして!
ナノテクノロジー駆使してRC造を長寿命化
RCガーデックスを屋上に散布。ナノ粒子がコンクリート内部に浸透して小さな隙間を埋める。防水、コンクリートのアルカリ性が弱まる中性化の抑制、塩害予防が期待できるという。県内では新築住宅、既存住宅の雨漏り対策、擁壁や店舗などといった多様なコンクリート建築での実績がある
建設業を営むアクロス琉球(株)は、鉄筋コンクリート造(RC造)の長寿命化でSDGsに取り組む。代表取締役の首里淳治さんは、「医療技術の向上などで人の寿命が延びる中、建物も新技術で長く住み続けられるものにしたい。RC造は鉄筋がさびることで劣化する=下写真。そこで注目したのがナノテクノロジー。ナノ粒子でコンクリートの機能を高めることで、鉄筋を保護する力が増して建物が長持ちする」と話す。
同社が取り扱う「RCガーデックス」は、コンクリート内部の細かな隙間を埋める材。コンクリート表面に散布するとナノ粒子が内部に浸透、隙間でコンクリートの成分と反応してゲル状に固まる。「隙間が埋まってコンクリートが緻密になることで、ひび割れを防いで水・酸素・塩分といった鉄筋腐食の原因が進入しにくくなる」
RCガーデックスのほか、ナノ粒子の防さび塗料も取り扱う同社は、「おきなわSDGsパートナー」に登録済み。「新技術を生かして大切な民間・公共資産の長寿命化に貢献したい」と首里さんは話した。
鉄筋がさびてコンクリートが剥がれ落ちた事例。「これが取り壊しの目安になっており、県内では築40年前後で取り壊されるものも多い。こうなる前に対策していくことが長く住み続けられるために必要」と首里さん
DATA
アクロス琉球(株)
沖縄市美里3丁目24-7(105)
電話098・987・8611
5日(水)から営業(平日午前9時~午後6時)
https://acrossryukyu.ti-da.net/
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毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1878号・2021年12月31日(第1集)紙面から掲載