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2021年9月24日更新

[沖縄]特集・不動産の日②|リノベで収益化|「ワクワク感」に投資

秋は不動産取引が活発になることや、二十三の語呂合わせから、9月23日は「不動産の日」。今号では休眠不動産(空き家)をリノベーションして収益化につなげた事例などを紹介する。
※9月23日は全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)が制定した不動産の日。不動産活用・取引をテーマに特集を展開します。

リノベで収益化

築40年のNアパート(宜野湾市)の一室。2DKの居室をリノベして真っ白なワンルームにチェンジ。シンプルだがインパクト大。間取りも内装も、住む人の色に染める楽しみがある


「ワクワク感」に投資

 築40年のアパート リノベで満室!  Nアパート(宜野湾市)ライカムアーキテクツ、UniPlus、㈱エレファントライフ、オキフクサービス(施工)
以前の居室。水回りの位置や窓の位置はそのまま。だが天井や畳、壁を取り払うことでだいぶ開放的になり、印象がガラリと変わった
リノベ前。以前の居室。水回りの位置や窓の位置はそのまま。だが天井や畳、壁を取り払うことでだいぶ開放的になり、印象がガラリと変わった

オーナーの住まい。隣り合う2室を住居にしており、この部屋はLDKとして使用。2DKだったが、内装壁を取り払い、オープンなワンルームにリノベ。工業的でユーズド感のある「インダストリアルスタイル」な空間に
リノベ後。オーナーの住まい。隣り合う2室を住居にしており、この部屋はLDKとして使用。2DKだったが、内装壁を取り払い、オープンなワンルームにリノベ。工業的でユーズド感のある「インダストリアルスタイル」な空間に

リノベ後。オーナーの住まい。こちらは寝室として使用。隣の部屋(上写真)はLDKとして使っているリノベ後。オーナーの住まい。こちらは寝室として使用。隣の部屋(上写真)はLDKとして使っている


開放的な居住空間に

宜野湾市、国道58号沿いにある築約40年のNアパート。
2DKの昭和的な造りで、2018年時点で全12室のうち4室が空いていた。

雨漏りする居室もあるほど傷んでいたことから、「躯体や外壁全体の補修と、空き室のリノベーションがオーナーからの依頼だった」とライカムアーキテクツの建築士・山内向明さん。

空いている4室のうち2室はオーナーの住まいにリノベ。「要望から、個室の壁材や天井、畳を取り払ってワンルームにしました」。天井高が約50センチ上がったほか、壁の少ないフルオープンな空間は開放感たっぷり=上写真。

壁は左官仕上げでコンクリートの質感を生かし、キッチンはシンプルなステンレス製に変更。むき出しの配管も組み合わさり、最近のトレンドである「インダストリアル」スタイルに生まれ変わった。


オーナーの思い反映

同アパートは天井や内装壁を取り払う「スケルトン」リノベーションをした。

リフォームのコンサルティングなどを行うユニプラスの日南田義竜さんは「大がかりな分、費用はかかった。正直、クロスや床だけを張り替えるなど既存を生かす方が工事費が抑えられ、元が取りやすい」と説明する。だが、オーナーの「ワクワクする空間にしたい」という強い意向から決行した。

他の2室も内装材を取り払い、大胆な花柄や真っ白なワンルームにリノベした。同物件の賃貸管理を行う㈱エレファントライフの不動産コンサルタント・友利真由美さんは、「賃料は従来の居室よりも2万4000円アップしたが、デザイン性や、広々としたワンルームというありそうでない間取りから、入居者はすぐ決まった」と話す。

大胆なリノベで新規入居者を取り込み、補修で既存入居者を守る。ダブルの対策で賃貸収入を確保した。

ワンルームにリノベした賃貸の居室。大胆な花柄とネイビーがポップな印象
リノベ後。ワンルームにリノベした賃貸の居室。大胆な花柄とネイビーがポップな印象



空いていた4室をリノベーション

★2室はオーナーの住まいに
隣り合う2室を住居に。LDK室と寝室として使用。

★2室はワンルームの賃貸物件に
従来の居室より賃料は2万4000円アップ。だがデザイン性の高さや、広々としたワンルームという、ありそうでない間取り、条件変更(ペット可)したことから入居者はすぐ決まった!

関連記事:[沖縄]特集・不動産の日①|リノベで収益化|素朴な日常を店舗に
     [沖縄]特集・不動産の日③|リノベで収益化|「個」空間で間口広げ

編集/東江菜穂
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1864号・2021年9月24日紙面から掲載

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東江菜穂

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週刊タイムス住宅新聞、編集部に属する。やーるんの中の人。普段、社内では言えないことをやーるんに託している。極度の方向音痴のため「南側の窓」「北側のドア」と言われても理解するまでに時間を要する。図面をにらみながら「どっちよ」「意味わからん」「知らんし」とぼやきながら原稿を書いている。

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