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2020年11月6日更新

徒歩とバスで暮らせる街-浦添市内間-

[歩いて見つけた!地域の住み心地-41-]那覇市に隣接する浦添市内間は、那覇新都心に近いことからアパートが多い住宅地。築古の建物の建て替えが進む地域でもある。生活利便施設が地域内や周辺にそろい、バスやモノレールなどの公共交通も利用しやすい。今月からは市コミュニティーバスの実証実験も始まり、車に頼り過ぎない生活ができる。土地需要は住宅よりもアパート経営用などが高く、新築賃貸物件は単身向けが増えている。


◆学校区◆
 内間小学校、地域北西側の一部は神森小学校。神森中学校
◆家賃◆
 築古のファミリー向けでは、3LDKが6万5千円前後。2LDKは5万円前後。築浅物件では単身者向けで駐車場なしが増えている。家賃は1ルームや1Kで4万5千円~5万円。まれに出る3LDKは月10万円を超える
◆土地の相場◆
 主要道路沿道辺りで坪当たり60万~70万円。内部は30万~40万円
◆地域を通るバス◆
 国道330号は那覇~具志川間を運行する5路線、パイプラインは55、56番(豊崎~宜野湾、西原)、シーサー通りはゆいレール赤嶺駅~経塚駅間を運行する2路線がある。市内コミュニティーバスも実証実験中

 

新都心近く賃貸が主


 1  パイプラインとシーサー通りが交わる、浦添高校付近の交差点。交通量は多めで混雑しがち。写真中央奥は居酒屋などの飲食店が立ち並ぶ

大きな道路を通るバスを使えば那覇や経塚に行けるよ!
築古住宅がアパートに。街の更新が進むルン♪



飲み歩きも楽しめる?
浦添市内間は那覇新都心から車で約10分圏内にある住宅地。4階建てほどの中層アパートが目立つ中、セメント瓦の平屋など築古の一戸建て住宅も混ざる。起伏の激しい地形で、擁壁があるひな壇状の宅地が多い。東側を国道330号、南西側を環状2号線に挟まれ、地域内にはパイプライン、宮城大通りといった主要道路が通る。北側の道路が国道330号に連結し、大平方面へのアクセスが便利になった。

生活に必要な施設は地域内や周辺にそろっている=エリアマップ。小学校から高校までが地域内にあって、道を歩いていると登下校中の子どもたちとすれ違う。遊具が充実している浦添西公園や小さな公園は子どもたちの格好の遊び場だ。


 3  内間西公園。遊具広場とグラウンドがそれぞれ二つずつ、駐車場もある。地域内は公園だけでなく、街路樹や沿道の花壇も手入れされ、シンボルツリーのあるポケットパークが歩道の一角にあったりする

地域内外のスーパーも比較的近く、歩くのが好きな人なら、車に頼らずとも買い出しができそうだ。道路幅が狭くて袋小路も多いため、徒歩は子どもたちの交通事故リスク低減につながる。加えて、パイプライン沿線は居酒屋も充実していて、徒歩で飲み歩きするのも楽しそう。

主要道路はバス路線が充実。ゆいレール古島駅が近くにあり、那覇や経塚方面への通勤・通学も便利だ。

街の更新進む
地域の不動産を取り扱う㈲ビッグ開発浦添支店で、売買物件を担当する岡本祐輔さんは、「地域内に多い築古の住宅は住み手も高齢化。街全体で建て替えが進む」と話す。実際、建物の取り壊しやアパート建設の現場がちらほらと見受けられた。更地は契約駐車場になっていることもある。

売買では、「純粋な住宅の宅地よりも、アパート経営や店舗など土地活用のための需要が多い。新都心に近いというブランド力があり、特に売り主にその意識が強い。相場は主要道路沿道辺りで坪当たり60万~70万円。内側は30万~40万円」。内側は道路が細くて袋小路も多いことで、「さみしいイメージ。地形に加え、登記上の筆と実際の敷地が合っていないなど、複雑な事情もある」と岡本さんは話す。


 2  地域内側の住宅地は、アパートと一戸建て住宅が混在する。道路は狭く袋小路も多い

賃貸を担当する支店長の黒島悠太さんは、「部屋を探しに来る人は、那覇よりも安い家賃の部屋を求めている」と話す。ただ借り手側にとってネックになっているのが駐車場不足。「浦添市全域で深刻な課題。駐車場付き物件は、特にこの地域では築浅物件で希少」

家賃の相場は、「物件は築30年~35年ほどの築古で、ファミリー向けの間取りが主。3LDKの家賃が6万5千円前後。2LDKは5万円前後。築浅物件では単身者向けが増えている。家賃は1ルームや1Kで4万5千円~5万円。まれに出る3LDKでは月10万円を超える」と黒島さんは話した。


内間のオススメ賃貸物件
ペット・P2台可の希少物件

   ビッグ開発の黒島さんが紹介してくれたのは、築24年の2LDKのアパート。「車が2台止められ、ペットも飼える。まれに見る好条件の物件」とオススメする。
家賃は月7万5千円。駐車場は1台分が無料。古島駅まで徒歩10分で、パイプラインにもアクセスしやすい立地だという。問い合わせは同社(電話=098-874-7701)まで。
 


コミュニティーバス「うらちゃんmini」
目的地の入り口で降りられる

浦添市は、市内のどこでも乗り降りできる、予約制のコミュニティーバス「うらちゃんmini」=写真=の実証実験を11月1日からスタート。期間は約1年を予定。同バスは複数の予約から最適なルートを設定して運行するデマンド型で、自宅の玄関から病院やスーパーの出入り口まで送迎してくれる。予約は利用予定の30分前まで。運行は午前7時~午後7時。市内全域一律料金で、大人400円、65歳以上や障がい者300円、小学生は200円。利用に関する問い合わせ・予約は、てだこモビリティサービス(電話=098-875-0250)。
 
毎週金曜発行・週刊タイムス住宅新聞
第1818号・2020年11月6日紙面から掲載


 

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スタッフ
川本莉菜子

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編集者
好奇心が行動源。まち歩きで面白いことを発見した時に興奮し、脇目振らずに追いかけて迷子になること多し。人が住む・暮らす場所にある歴史、知恵、繋がりの面白さを見つけて発信していきたいです。よく県外出身かと聞かれますが、生粋のウチナーンチュです。

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