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2023年3月31日更新

[お住まい拝見+]色や照明で演出 洗練空間|NDアーキテクトン

このコーナーでは、「お住まい拝見」で掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわり、記者がおもしろいと感じたポイントなどを紹介する。(紙面連載「今月の表紙から 2023年3月」より掲載)

色や照明で演出 洗練空間


3月31日号(今号1~3面)「皆に優しいムートゥヤー」
Mさん宅/NDアーキテクトン


行事のたびに人が集まるムートゥヤー(本家)のため、仏壇のある和室からLDK、半屋外空間「アマハジテラス」まで一体となる造りのMさん宅。

室内は黒、白、茶が基調のシックな空間。Mさん宅を手掛けたNDアーキテクトンの比嘉実美さんは、「壁紙はツートンカラーにした。天井は白にすることで、高窓からの光を巡らせ開放的な印象に。壁は落ち着いたベージュにして色の濃い家具や床の色と調和するようにした」と説明。外観は、塗装と打ち放しの両方を取り入れた。住居部は白と紺に塗装して陰影を際立たせ、ひんぷんは打ち放しにしてシャープな雰囲気をプラスした。 

LDKで目に付くキッチンにもひと工夫。キッチン前面のマガジンラックは、上部に間接照明を入れることでBARカウンターのようなおしゃれな雰囲気に。色や照明、視覚の効果を利用して、洗練空間をつくった。


壁紙はツートンカラー。天井は白にして高窓や照明の光を巡らせる。壁は落ち着いたベージュ。モノトーンの家具や木のフローリングとなじむ色


キッチン前面のマガジンラックは上部に間接照明を付けた

駐車場との間には高さ1・8メートルのひんぷんが立つ。外からの視線を遮るが、室内からは空や緑が見える



▲▼外観もツートンカラー。外側は白、内側は紺色と対照的な色を取り入れた。陰影を強調すると同時に、奥行きも

 

 


撮影/比嘉秀明 文・東江菜穂
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1943号・2023年3月 31日紙面「今月の表紙から 2023年3月」より掲載

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東江菜穂

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編集者
週刊タイムス住宅新聞、編集部に属する。やーるんの中の人。普段、社内では言えないことをやーるんに託している。極度の方向音痴のため「南側の窓」「北側のドア」と言われても理解するまでに時間を要する。図面をにらみながら「どっちよ」「意味わからん」「知らんし」とぼやきながら原稿を書いている。

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