お住まい拝見+
2020年11月27日更新
[お住まい拝見+]モノクロ空間豊かに楽しむ
[お住まい拝見+]このコーナーでは、「お住まい拝見」や「こだわリノベ」といった巻頭企画で、掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわり、記者がおもしろいと感じたポイントなどを紹介します。(紙面連載「今月の表紙から 2020年11月」より掲載)
モノクロ空間豊かに楽しむ
大家族でも生活感出さず/㈱NDアーキテクトン/Nさん宅より
雑多になりがちなキッチンは極力、モノを表に出さないことと、家具まで黒で統一したことで生活感を排除した
打ちっ放しの空間をより格好良く見せるモノクロの内装。Nさん宅はグレー、白、黒を上手に組み合わせてスタイリッシュな雰囲気を演出している。
白黒のデザインタイルを用いたトイレ。おしゃれでさわやか
トイレは白を基調に、黒い模様や目地がアクセントとなったデザインタイルを用いた。清潔感があり、モダンな印象だ。キッチンは冷蔵庫や炊飯器、レンジなどの家電まで黒やグレーでまとめている。さらに食器や調味料などは表から見えないよう、下部の収納やパントリーにしまって極力、生活感を排除した。
玄関には、設計を手掛けたNDアーキテクトンの所長・大城貢さんが書いたNさん宅の外観スケッチを飾っている=下写真。大城さんは毎回、手掛けた家の雰囲気に合わせたタッチで絵を描いてプレゼントしている。シャープな線画は、クールな空間にマッチ。「記念品」というより、一つのインテリアとしてNさん宅を彩っていた。
Nさん宅を手掛けた建築士事務所からプレゼントされた外観のスケッチ
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1821号・2020年11月27日紙面「今月の表紙から 2020年11月」より掲載
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この記事のキュレーター
- スタッフ
- 東江菜穂
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編集者
週刊タイムス住宅新聞、編集部に属する。やーるんの中の人。普段、社内では言えないことをやーるんに託している。極度の方向音痴のため「南側の窓」「北側のドア」と言われても理解するまでに時間を要する。図面をにらみながら「どっちよ」「意味わからん」「知らんし」とぼやきながら原稿を書いている。