インテリア
2022年12月2日更新
[沖縄]3年ぶり開催 見て触れてほっ!|第25回沖縄ウッディフェア
県内の木工作家が一堂に会する「ウッディフェア」が12月9日~11日に開かれる。「コロナ禍で3年ぶりの開催で、第25回という節目。さらに今年4月に開館した『おきなわ工芸の杜』という素晴らしい場所で開催できる。皆、気合が入っています!」と事務局長の屋宜政廣さんは語る。
テーマ/木語り・人語り 島の木家具にふれて『ほっ!』とする瞬間
12月9日(金)~11日(日)@おきなわ工芸の杜(豊見城市)
(左から)出展者のダンさん、屋宜事務局長、実行委員の小橋川剛右さん(GRAIN)、座安さん、(後列)出展者の永尾さん、実行委員の島袋勝ツ也さん(b12)
今回のフェアのテーマは「木語り・人語り 島の木家具にふれて『ほっ!』とする瞬間」。
「古代から、木と人は関わりがとても深い。だから木のモノがそばにあると落ち着くんじゃないかな」と同フェアの事務局長で、木工作家の屋宜政廣さん(島変木)は話す。さわやかな香り、温かみのある感触、柔らかなフォルムに癒やされる。
その個性を引き出すのが木工作家で「味わいを深めるのが使う人。木工製品は、使い込むほどに癒やしのパワーが増す」と話す。
同フェアでは県産木を中心とした、家具や食器、ランプなどのインテリア、雑貨や小物など多彩な木工製品がずらりと並ぶ。25回目となる今回は約55の工房が登場。木の個性と作家の個性が組み合わさり、たくさんのオンリーワンと出合えるのが魅力だ。
クリスマスにもぴったり
常連出展者の座安孝さん(座安木工所)は、20年以上寝かせていた秘蔵の屋久杉を使った新作ランプをひっさげて登場。木の割れ目をそのまま生かし、中に小さな電球を入れた。「製品名は『天岩灯』。天照大神が天岩戸を少しあけて外の様子を伺っているみたいに見えるでしょ」と話す。こうした作者の思いを聞くと、製品の楽しみが広がる。
初出展のダン・プレグマンさん(木工房秀暖)は、木片を組み合わせた寄せ木の製品を得意とし、モザイクタイルのようなトレーやまな板、時計などを出品。「お客さんとお話できるのがすごく楽しみ」とにっこり。
永尾陽祐さん(ひつじ工芸舎)は「ことしは例年より遅い開催で、クリスマスやお正月を意識したアイテムも出品する。プレゼントや季節のインテリアにもぴったりなので、ぜひ遊びに来てほしい」と呼びかけた。
イベントスケジュール
◆木製品・他工芸品の展示即売
連日午前10時~午後6時 ※最終日は午後5時まで
約55の工房による個性豊かな手作り木工芸品・県産木製品な どの展示即売を行う。家具や陶器、染織、ガラス、その他さ まざまな製品がそろう
◆県産木材普及コーナー
連日午前10時~午後5時
県産木についての展示や各種木工体験で楽しもう!
◆木工体験コーナー
10日(土)・11日(日)午後1時~4時
マイ箸やスプーン作りにチャレンジ!
◆苗木の無料配布 連日午後2時~(先着順)
沖縄県緑化推進委員会提供の苗木を来場者に無料で配布する
◆チャリティーオークション 10日(土)午前11時~
出展者が作品を提供し、来場者によるオークションを行う。収益の一部は首里城復興義援金として豊見城市を通し寄付する
会場/おきなわ工芸の杜(豊見城市豊見城1114-1)
問い合わせ先/電話=098・877・8588(沖縄マーケットプランニング内沖縄ウッディフェア事務局)
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1926号・2022年12月2日紙面から掲載