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2022年2月18日更新

【沖縄】トイレ 改装中はどうする?|介護を支える 住まいの工夫⑩

介護が必要な人も、介護をする人も、安心して安全に暮らせる住まいの整え方を紹介するコーナー。今回はトイレの介護リフォーム事例から、改修中のトイレ事情について調べました。

介護を支える住まいの工夫 ⑩

トイレ 改装中はどうする?

簡易型トイレを手配

在宅介護の介護リフォームで多いものの一つが「トイレ」。手すりの設置と違って、トイレの段差解消など日数を要する工事の場合、その期間中のトイレをどう対応するかも非常に気になるところだ。

実際にトイレの介護リフォームを経験した人々に話を聞くと=下囲み、簡易型ポータブルトイレを手配したり、ショートステイを活用するなど、さまざまな対応があった。

「いずれにしろ、地域包括支援センターか担当ケアマネジャー、介護保険制度に詳しい施工業者などへ相談した方がいい」と話すのは、介護支援専門員の新城和三さん。

介護保険制度では車いすなど福祉用具をレンタルできることがよく知られているが、排せつや入浴など、肌に直接触れる福祉用具については、県の指定を受けた事業所から購入することを要件に、1割~3割の負担で購入できる。

また一部ではあるが、居宅介護支援事業所やリフォームを行う業者によっては、一時的な貸し出しを行っているところもある。


工事中に貸し出しも

介護保険住宅改修から介護用品レンタル、販売を行う「介護パートナー」(那覇市)は、トイレ改修工事の間、ポータブルトイレを無料で貸し出している。同社営業の仲昌一郎さんは、「基本は購入になりますが、工事の間だけ必要で購入はしたくないという場合もある」として、柔軟に対応。他にもレンタル料は掛かるが、屋外設置型の簡易トイレにも対応している。

Eさん=下囲み=のように後から「しまった!」と後悔しないためにも、仲さんは「介護のための改修なら、事前の申請や工事期間の対応も含め、介護制度に詳しい業者に相談してほしい」と呼び掛ける。



ポータブルトイレ購入
介護保険で1割~3割に

ポータブルトイレ購入 介護保険で1割~3割に
介護保険サービスの利用者で、入浴や排せつなど直接肌に触れる福祉用具の購入については、介護保険の利用者負担割合に応じて1割~3割の負担で購入できる。
・腰掛け便座(ポータブルトイレなど)
・自動排せつ処理装置の交換可能部品
・入浴補助用具(入浴用いすなど)
・簡易浴槽
・移動用リフトのつり具

※詳しくは、地域包括支援センターやケアマネジャーに確認、相談を。


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3人のケース

Aさん:施設利用できる日に工事

1階の親世帯で母が要介護。トイレなどをリフォームしたとき、工事は数日掛かるということだったので、ケアマネジャーさんに相談して、ショートステイ先を探し、その施設が利用できる日に工事の日程を合わせて行いました。工事中、父には2階のトイレを使ってもらいました。


Hさん:ポータブルトイレ借りて

親が要介護3で、トイレを介護リフォームしました。段差解消で床を全体的に上げたのと内開きのドアを引き戸タイプに変更し、手すりを設置するなどのリフォームで工事期間は1週間ほど。その間のトイレは、工事を担当した業者の方からポータブルトイレを借りることができました。


Eさん:工事前に申請すれば

親の在宅介護をきっかけに家をリフォーム。トイレは寝室の近くに新設し、出来上がってから古いトイレを撤廃したので、工事中のトイレは心配ありませんでした。しかし、介護保険制度についての知識がなく、本来なら工事前にきちんと申請すれば「居宅介護住宅改修」の給付が受けられる事例だったと、工事の後に知り、ショックでした。


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あらしろ・かずみ/(一社)沖縄県介護支援専門員協会副会長、大名居宅介護支援事業所管理者、主任介護支援相談員、社会福祉士、介護福祉士
あらしろ・かずみ/(一社)沖縄県介護支援専門員協会副会長、大名居宅介護支援事業所管理者、主任介護支援相談員、社会福祉士、介護福祉士


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1885号・2022年2月18日紙面から掲載

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