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2021年8月20日更新

[沖縄]エクステリア・庭の手入れ 増改築・駐車場・倉庫特集

屋外にあるガレージや庭など、エクステリアは暮らしをより充実させる。オーダーメードの屋外用品をはじめ、トレーラーハウスや立体駐車場、防草剤、モルタル造形など幅広く紹介する。


株式会社パークホームズ オキナワ

 トレーラーハウス  移動可能な鉄骨造の家

内部は普通の建物と変わらない。窓の位置やサイズも自由。ロフトも設置可能。「実際に見たお客さんからは、『意外と広い』と言われる」と坂田代表内部は普通の建物と変わらない。窓の位置やサイズも自由。ロフトも設置可能。「実際に見たお客さんからは、『意外と広い』と言われる」と坂田代表

トラックでけん引でき、移動可能な「トレーラーハウス」。「設置条件を満たせば、車両扱いになる。空いた土地に設置でき、不要になれば建物より気軽に売却できるのがメリット」と(株)パークホームズオキナワの坂田英之代表。

同社のトレーラーハウスは「沖縄の環境に適した鉄骨造で製作している」それが他社との違い。

「以前は、木造の海外製品を販売していたが、5年程度で塩害や湿気等により徐々に劣化することもあった。そこで現在はサビにくく台風やシロアリにも強い亜鉛メッキの鉄骨造で製作している」。県内で約200棟を手掛けた。「離島からの要望も多い。豊見城市の工場で製作してから船で送るので建築コストが安く、工期も短い。通常なら、契約から2~3カ月で設置可能」

最大サイズで高さ4・2メートル、幅3・4メートル、長さ11メートル。価格は880万~990万円(税込み)。

フードトラックなども製作している。同社の展示場(豊見城市豊崎)で見学可能。
※事前に電話予約が必要。
 





株式会社アーバン スペース

 立体駐車場  限られた敷地でも駐車場増

地上2段式の機械式駐車場。写真は2機並べた様子。アーバンスペースではさまざまなメーカーを扱っているため、車種や敷地の広さに応じて細かい調整が可能
地上2段式の機械式駐車場。写真は2機並べた様子。アーバンスペースではさまざまなメーカーを扱っているため、車種や敷地の広さに応じて細かい調整が可能

創業以来、35年にわたって立体駐車場の設計・施工・メンテナンスを手掛けてきた(株)アーバンスペース。東江安彦代表取締役は「一戸建てでもマンションでも、限られた敷地の中で駐車台数を増やすため、機械式駐車場の需要が高まっています」と話す。

例えば一戸建て住宅では、地上2段式が一般的。幅2・5メートル、奥行き5・3メートルほどの空間があれば設置可能な上、モーターで上下させるため音は静かだという。価格は120万円~。大きなワゴンが入れられるタイプや、地下部分を活用することで車の入れ替えが不要なピット式もある。

塩害対策として、鉄部は溶融亜鉛メッキ仕様(防さび処理)でさびにくい鋼板を使用。「定期的なメンテナンスによって、25年以上使われているものもあります」

同社が扱う機械は全て国土交通省の認証を得ているため安全性が高く、万一のトラブルも24時間対応なので安心感もある。営業部の與那嶺亨さんは「機械式駐車場はもちろん、コインパーキングでの土地活用など、駐車場関連のことならぜひ相談を」と話した。
 




株式会社景観おきなわ

 エクステリア全般  大手メーカー商品豊富に

使い勝手抜群の「イナバ倉庫・ガレージ」(上)と、沖縄の気候に適したYKKap社製のカーポート「レオンポートneoGR」(下)使い勝手抜群の「イナバ倉庫・ガレージ」(上)と、沖縄の気候に適したYKKap社製のカーポート「レオンポートneoGR」(下)


イナバ物置、ヨド物置ほか、エクステリア全般の商品を販売する景観おきなわ。エクステリアの総合問屋として、倉庫やガレージ・カーポートを中心に、展示場で販売していない商材についても各メーカーのカタログを準備。注文販売から取り付け、施工も手掛けている。

同社オススメの「イナバ倉庫・ガレージ」は、指定建築材料使用の軽量鉄骨造。農業機械の格納や住宅用の車庫、作業場にと、使い勝手も抜群。標準サイズに加え、奥行き延長タイプなど敷地に合わせてサイズが選べ、電動シャッターや換気扇など豊富なオプションがついているのも魅力。

カーポートなら、YKKap社製の「レオンポートneoGR」がオススメ。耐風性能62m/秒仕様で台風の多い沖縄の気候にマッチしている。

「その他、門扉・フェンス・カーポート・テラスデッキなども取り扱っております。エクステリアのことならお任せください」と担当者。豊見城の同社展示場では、各種サイズの物置の展示販売も行っており、見て触れて確認もできる。毎年好評の春・秋年2回の物置展示品処分セール開催中。
 





大成企業株式会社

 防草剤  天然素材で雑草防ぐ

Before
Before

草なしくんを施工した様子。上に雑草の種が落ちても、土からの栄養が伝わらないため雑草が生えないという
草なしくんを施工した様子。上に雑草の種が落ちても、土からの栄養が伝わらないため雑草が生えないという

大成企業(大城幸成代表取締役)が扱う「草なしくん」は、天然素材を使った防草剤。海水由来の酸化マグネシウムが主原料となっている。

草なしくんと白コーラルを混ぜ合わせて地面に敷き詰め、上から水をかけると素材同士が互いに結合、地表に層が作られる。同社営業の大城ゲージさんは「雑草の種が飛んできても、厚さ5センチほどの草なしくんの層が土中から種への栄養をカット。雑草は芽を出せなくなります」と話す。

既存の木や花には影響がない上、施工後は2年間の保証があるのも心強い。熊本県にある開発元では10年以上効果が続いているという。

また、駐車場に使えるほどの強度がある一方、スコップで掘り返せるのも魅力。一部だけ土の状態に戻して、追加で植物を植えることも可能だ。

価格は1平方メートルあたり1万1千円(税込み)。混ぜ合わせる素材は粉コーラル以外に、粒の大きさが異なるバラスや、赤瓦チップ(別料金)もあるため、仕上がりの自由度も高い。

大城さんは、「草刈りが大変と悩んでいた年配の方を中心に喜ばれています。天然素材を使っているので小さなお子さんやペットのいる家庭でも安心。離島も含め県内全域で対応可能で見積もりも無料なので、雑草に悩んでいる方は気軽に相談してください」と呼びかけた。
 




株式会社クラフト

 オーダーエクステリア  機能もデザインも自由に


駐車場周りにウッドフェンスを設置した事例。木材は耐久性に優れたセランガンバツ(デッキ材)を使用。温かみのあるウッドフェンスに緑が映える
駐車場周りにウッドフェンスを設置した事例。木材は耐久性に優れたセランガンバツ(デッキ材)を使用。温かみのあるウッドフェンスに緑が映える

門扉、柵、デッキテラス、カーポート、スロープに花壇まで、エクステリア工事全般を担う株式会社クラフト。同社の強みは、それらすべてを住まいに合わせ、オーダーメードで作れることだ。

例えば、庭用のスペースは取れないが好きな植物や花を楽しみたいという声には、駐車場周りにウッドフェンスを取り付け、鉢を置いたりつり下げて楽しめるウオールガーデンを提案=写真。光や風を通しつつ、プライバシーも確保できる。ほかにもマンションのベランダにウッドデッキを張ってジェットバスを取り付けたり、庭を眺めながらコーヒー片手に好きな読書が楽しめるウッドデッキをリビングの延長上に設置したり。機能もデザインも思いのままだ。

仲村智代表取締役は、「お客さまの希望やイメージをカタチにできるのが造作の良さ。新築はもちろん、スペースに制限があるリフォームでは特に、自由度の高い提案が喜ばれています。まずはご相談を」と呼び掛けた。
 





株式会社 菅沼工務店

 モルタル造形  石・木・鉄 何でも表現

モルタルで造られた小屋とガーデンシンク。小屋の屋根や石造りのような壁、ガーデンシンクの窓、石畳などもモルタルでできている。菅沼さんは大工であり、建築士資格も持っているため、小屋の構造もしっかりしている
モルタルで造られた小屋とガーデンシンク。小屋の屋根や石造りのような壁、ガーデンシンクの窓、石畳などもモルタルでできている。菅沼さんは大工であり、建築士資格も持っているため、小屋の構造もしっかりしている

石やれんが、木、鉄など、さまざまな素材のあらゆるものをモルタルと塗料だけで表現していくモルタル造形。

モルタル造形師でもある、(株)菅沼工務店の菅沼正典代表取締役は「テーマパークなどで使われる技法で自由度が高い。屋内外問わず、どんなものでも作ります」と話す。

そのため、これまで手掛けたものは、下地のれんがが露出したアンティーク調の壁や、おとぎ話に出てきそうな石造りの小屋、木の扉、切り株など多種多様。れんがの欠けや古木の割れ、金属のサビといったものの質感もリアルに再現する。

「モルタルを塗るところから、削って立体感を出したり、塗装するところまで、一つ一つ手作業。世界に一つしかないものができます」

工期は10平方メートル程度で約2週間。金額も、何を作っても材料は基本的に同じなので、1平方メートルあたり3万8500円(税込み、デザイン料別)と分かりやすい。

菅沼代表は「実際に見て、触れて、感じてほしい。興味がある人は気軽に事務所に来てください」と呼びかけた。
 

毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1859号・2021年8月19日紙面から掲載

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