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2021年12月3日更新

[歩いて見つけた!地域の住み心地]バスでランチへ! 生活圏内を一周|―うるま市与勝地域―

[歩いて見つけた!地域の住み心地-47-]うるま市が2016年から運営する「公共施設間連絡バス」は、行政手続きの利便性を確保するために市内の公共施設を経由する無料バス。11月からスタートしている実証実験では、スーパーや公園などに新たなバス停を追加して、買い物や外出目的でも使えるよう、路線を4本に再編。その中から実際に「与勝循環線」に乗って、便利な使い方や与勝地域の新スポットを紹介する。

―うるま市与勝地域―

うるま市が2016年から運営する「公共施設間連絡バス」は、行政手続きの利便性を確保するために市内の公共施設を経由する無料バス。11月からスタートしている実証実験では、スーパーや公園などに新たなバス停を追加して、買い物や外出目的でも使えるよう、路線を4本に再編。その中から実際に「与勝循環線」に乗って、便利な使い方や与勝地域の新スポットを紹介する。

 

外出などのニーズ探る

 

11月からスタートした「うるま市公共施設間連絡バス」再編実証実験は、4路線で実施。与勝循環線のほか、与勝地域と市役所を結ぶ「具志川―与勝線(オレンジの路線)」、市役所からうるマルシェを回る「具志川循環線(紫の路線)」、具志川地域と石川地域を結ぶ「具志川―石川線(赤の路線)」がある。スーパーや公園など約20カ所に新たなバス停を追加し、買い物や外出などの新たな利用ニーズを探る。運賃は無料。実験は22年3月末までで、平日のみの運行。


公共施設間連絡バス実証実験の詳しい路線情報・時刻表についてはうるま市のホームページをチェック
https://www.city.uruma.lg.jp/sp/town/132/21999/23223


公共施設間連絡バスの与勝循環線は地域をぐるりと回るルート。公共施設やスーパー、平敷屋港旅客待合所でバスからフェリーに乗り換えれば津堅島とも行き来ができる。与那城出張所を起終点に時計回り2便、反時計回り4便がある


与勝地域をぐるりと一周する、与勝循環線は、「うるま市公共施設間連絡バス」再編実証実験=上路線図=の1路線。以前は与勝地域と市役所とを結ぶ路線だったが、それを2路線に分け、生活圏を回る与勝循環線、短距離で市役所と行き来する具志川―与勝線を運行する。期間は来年3月までの5カ月間。平日のみ運行で運賃は無料だ。

新たなバス停として、与勝循環線ではスーパーや公民館、10月にリニューアルオープンした観光施設「TERUMA」を追加。市都市政策課都市交通係長の上原文生さんは「買い物やお出かけに利用しやすい地域交通を目指して実験中。バスに乗って市民がTERUMAへランチしに来てくれたらうれしい」話す。

実際に、与勝循環線に乗ってランチへ行ってみた。行きは午前11時台の便に乗車。起点の与那城出張所(旧与那城町役場)から半島を時計回りに各集落の公共施設などを通って、正午ごろにTERUMAへ到着した=緑の路線図参照。


 TERUMA ~east coast~ 
リニューアルオープンした観光施設「TERUMA」とうるま市が運行する公共施設間連絡バス。このバス停には与勝循環線と具志川―与勝線が通り、乗り継ぎも可能
 

海の映えスポット

海中道路のたもとにあるTERUMAは、県内最大級ともいわれる大規模なバーベキュー場、食堂、市特産物の「黄金いも」を使ったスイーツが堪能できる店などが新たに入居。平日の昼もランチを楽しむ地元の人らでにぎわっていた。1時間ゆっくりランチを楽しんだ後、午後1時台の半時計回りの便に乗り、同2時ごろに与那城出張所へ帰ってきた。市役所のある安慶名方面からは、具志川―与勝線を使うと便利だ。

TERUMAを所有・管理する市商工労政課の宮里巧さんは「修学旅行生の昼食など、団体で利用することも想定。既にあるものを生かして観光につなげる。地域から愛される新たなランドマークになってほしい」と話す。2階テラスにはベンチが置かれ、いわゆる映えスポットになっており、立ち寄った人々が海を背に写真を撮る姿も見られた。


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 JAおきなわ与那城支店前 
JAおきなわ与那城支店前のバス停は、写真中央の建物が目印。5分ほど歩くとスーパーがある。連絡バス具志川―与勝線や一般の路線バス、伊計島など4島を経由する伊計―屋慶名線との乗り継ぎが可能



 平敷屋公民館前 
地域住民からの要望を受けて新たに設置した、平敷屋公民館前のバス停

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 勝連出張所 
内間公民館前勝連出張所のバス停は、きむたかホール前にあり、近くには図書館、中高一貫校の緑ケ丘中学校と与勝高校がある。「登下校時間と運行時刻の調整は今後検討」と市都市交通係長の上原さん

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 内間公民館前 
写真中央の建物が内間公民館。周辺には勝連小学校や保育園があり、勝連平安名集落からも足を運びやすい

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 かねひでよかつ阿麻和利市場 
地域住民から強い要望があったというスーパーに新たなバス停を設置。スーパー出入り口でバスの乗り降りができて便利

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買い物にも便利に

与勝循環線のもう一つの便利な使い方が買い物だ。「かねひでよかつ阿麻和利市場」という与那城西原にあるスーパーを経由。スーパーの出入り口で乗降できるのがうれしい。バスの運転手は「まだ新しくなったばかりで乗り降りする人はまばらだけど、スーパーのチラシを持って乗ってくる人がいるよ」とほほ笑んだ。

今後について、都市交通係の上原さんは「買い物や外出などの新たなニーズを掘り起こし、一般路線バスやタクシーとの共存も踏まえて、将来の有償化を見据えたい」と話した。

 


取材/川本莉菜子
毎週金曜発行・週刊タイムス住宅新聞
第1874号・2021年12月3日紙面から掲載

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好奇心が行動源。まち歩きで面白いことを発見した時に興奮し、脇目振らずに追いかけて迷子になること多し。人が住む・暮らす場所にある歴史、知恵、繋がりの面白さを見つけて発信していきたいです。よく県外出身かと聞かれますが、生粋のウチナーンチュです。

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