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2021年8月27日更新

[鳩さんのつぶやき]④|高齢者の賃貸生活 連携して支え|沖縄県宅地建物取引業協会

沖縄県宅地建物取引業協会の広報啓発委員会のメンバーが、日々の業務で感じた、よもやま話をつづります。
協力/沖縄県宅地建物取引業協会

鳩さんのつぶやき 

協力/沖縄県宅地建物取引業協会


糸洲 潤
(有)サンテラス 代表取締役
沖縄県宅地建物取引業協会
広報啓発委員



高齢者の賃貸生活 連携して支え

那覇市与儀、寄宮、国場で賃貸管理を手掛けて30年余。大学が近いこともあり以前は若い世代でにぎわっていましたが、この30年間で住み手も高齢化。昔は学生向けだったワンルームアパートに、独りで暮らす高齢者がずいぶん増えています。

独り暮らしの高齢者といっても、その暮らしぶりはさまざまです。例えば、私たちが管理している築40年の2階建てアパートの1階6世帯はすべて、60~70代くらいの女性がお一人で住まわれていますが、とにかく元気! 毎朝、誰からともなく外に出てきては、ゆんたくに花を咲かせているよう。私たちが訪ねていくと、「この間、見かけない人が歩いていたさぁ」といった近隣情報を教えてくれたり、入居者同士でお互いの健康状態も把握。朝、出てこない方がいたらお互いに訪ね合う関係ができあがっています。

その一方で、入居当時はお元気だったものの年と共にひきこもりがちになったり、物忘れがひどくなったこともあってたびたび警察を呼んだり、台風の片付けをしている最中に庭で倒れ配達人が発見するまで動けなくなっていたケースも。そうした方々にも近隣とのトラブルなく、安心して暮らしていただくにはどうすればいいか…思案していた際、宅建業協会の紹介で、不動産業者や行政、地域のみなさんが集まる勉強会に参加しました。同志の存在を心強く感じたと同時に、対応の仕方や必要な人に必要な支援を届けるための連携の術など、参考になることが多い場でした。

高齢者が賃貸住宅を借りる際のハードルの一つとなっていた家賃保証については、都道府県の居住支援協議会などを通して滞納時の立て替えなどを保証する業者を紹介してもらえるなど、役立つサービスの提供が進んでいます。とはいえ高齢者の暮らしの安心を支えるためには、それだけでは十分とは言えません。入居後の見守りや必要な支援の届け方を含め不動産業者、ご家族、地域、行政が連携して取り組む必要性を実感しています。

毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1860号・2021年8月27日紙面から掲載

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