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2021年3月26日更新

[お住まい拝見+]祖父の秘蔵木・石を随所に

[お住まい拝見+]このコーナーでは、「お住まい拝見」や「こだわリノベ」といった巻頭企画で、掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわり、記者がおもしろいと感じたポイントなどを紹介します。(紙面連載「今月の表紙から 2021年3月」より掲載)

祖父の秘蔵木・石を随所に

1835号「閉じて快適 現代の古民家」/與儀さん宅/島建築(株)
リビングで目を引く、センダンの木の1枚板テーブル=下写真。施主である與儀夫人の祖父が取ってあった木材で造った。「こんな大きな1枚板は、なかなか手に入らない。大事に使わせてもらった」と與儀さん。テーブルにするため表面を削ったが、それも「リビングの壁にインテリアとして飾り付けた」。自然な形の1枚板が、アートのように空間を彩る。

階段の1段目の石に使っているのも祖父の秘蔵品。ちょうどいい高さ、大きさだったことから採用。さらに階段の踏み面に使用したクスノキも祖父から譲り受けた物。與儀邸から感じる温かみは、随所に用いられた木や石によるところも大きい。
 

階段の1段目は與儀夫人の祖父から譲り受けた石を使った。どっしりとした質感は、思わず踏みしめたくなる


リビングテーブルも祖父の秘蔵品センダンの1枚板で造った。あまりに立派だったことから、削った表面もリビングの壁に飾っている
 

2階フリースペースのデスクも、祖父からもらったセンダン製。どっしりとした1枚板のデスクは重厚感がある


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1838号・2021年3月26日紙面「今月の表紙から 2021年3月」より掲載

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スタッフ
東江菜穂

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編集者
週刊タイムス住宅新聞、編集部に属する。やーるんの中の人。普段、社内では言えないことをやーるんに託している。極度の方向音痴のため「南側の窓」「北側のドア」と言われても理解するまでに時間を要する。図面をにらみながら「どっちよ」「意味わからん」「知らんし」とぼやきながら原稿を書いている。

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