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2020年2月21日更新

2月22日は猫の日! 猫と暮らせる 賃貸住宅|猫と暮らせる賃貸物件③

[2月22日は猫の日!|猫と暮らせる 賃貸住宅] 2月22日の「猫の日」にちなみ、猫と一緒に暮らせる賃貸物件を紹介する。家具やアートまでプロがコーディネートしたNEWスタイルのペット可物件や、掃除がしやすい物件、IoTで外出時も様子を見ることができる物件など三つを取り上げる。

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IoTで外出時も安心


間取りは全戸ワンルーム。キャットウオークは棚としても使える。退去時の修繕のしやすさも考え、壁は塗装仕上げ、床は臭いと傷が付きにくく部分張り替えができる樹脂コーティングのフロアシートを使った。コンセントは高さ1メートルの位置に付いている
 

猫と暮らせる賃貸物件③
「モンテシャ瀬名波」(読谷村)

調温でき様子も確認

読谷村瀬名波にある「モンテシャ瀬名波」は、猫や犬を飼っている人のみ入居できる単身向けのペット共生型賃貸物件。オーナーの山城尚司さんは「ペットと飼い主が安心して暮らせる賃貸をつくりたいという思いから始まった」と話す。2019年9月に完成、10月から入居が始まり、現在満室。壁付け棚も兼ねるキャットウオークが備え付けられ、壁は引っかかれることを前提にクロス張りではなく塗装仕上げにした。床材には樹脂コーティングの強化フロアシートを使っており、臭い対策もばっちり。

単身の飼い主とペットの同居では、飼い主が仕事に出ている間など、部屋にペットしかいない時間が長くて心配になる。同物件はIoT機器を導入して外出先からペットを見守ることができるのが特徴。山城さんの友人で同物件の建築に携わった天久龍男さんは「もともとIoTは防犯や高齢者の見守りに活用が期待されていて、これはペットの見守りにも生かせると思った」と話す。

照明中央に取り付けられている機器がスマホアプリと連動し、外出先からエアコン、照明、テレビといった家電の操作ができる。例えば外出先から室温を確認したり、エアコンを入れてペットが快適に過ごせる室温に設定できる。

さらに外出先でもスマホで部屋の様子を確認できる室内カメラも付いている。テレビ電話機能があるから、もしカメラ映像でペットの姿が見えなくても、スマホ越しに呼びかければペットをカメラの近くまで呼ぶこともできそうだ。外にいてもペットが快適に、飼い主も安心できる機能がそろっているのはありがたい。



キャットウオークで遊ぶ猫


室内カメラはプライバシーに配慮して入居者自身で設定してもらっている


照明中央の機器がスマホアプリと連動し、外出先からエアコン設定などが可能


入居者の絆づくり
山城さんは同物件に関する情報をブログやSNSで発信しているほか、現在ペットを探している入居者には動物愛護団体の譲渡犬・猫の紹介などもしている。

満室になった今、山城さんが次に取り組もうとしているのが入居者同士のコミュニティーづくりだ。「今後は入居者からの声も聞き取りながら、ゲージなどのレンタルグッズサービスを行ったり、入居者同士でしつけの相談ができたりとソフト面も一緒につくっていけたらと考えている」と山城さんは話した。


トイレは玄関から入ったすぐ先にあり、ドアにはペットが出入りできる窓が付いている。部屋とは引き戸で仕切れて「トイレの臭いが気になりにくい」


玄関先には手作りのぬくもりが伝わる、こだわりのリードフック


敷地一角にはドッグランも整備中

問い合わせ/モンテシャ瀬名波(山城)
Eメール:montechat.group@gmail.com


編集/川本莉菜子
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1781号・2020年2月21日紙面から掲載

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