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2019年3月22日更新

庭に秩序 点・線・面を意識して|メイクマン 2019 春のガーデニングセミナー

「2019春のガーデニングセミナー」(主催・沖縄タイムス社、タイムス住宅新聞社、協賛・(株)メイクマン)が2019年3月9日と10日の両日、メイクマン浦添本店で開かれた。イギリス滞在経験を生かし、ガーデンデザイナーとして活躍する吉谷桂子さんが、講演会・実演会の講師を務め、花の育て方や植栽のコツなどを伝えた。

絵になる庭の作り方/寄せ植えでイングリッシュガーデン

実演会の様子。配置や向きなど、参加者は吉谷さんの助言を熱心に聞く
 

講師を務めたガーデンデザイナーの吉谷桂子さん


手前明るく奥暗く

講演会では「春の庭を楽しむ暮らし~絵になる庭の作り方10のヒント」と題し、花の育て方や、イングリッシュガーデンのように見せるポイントを紹介。

吉谷さんはまず、「無農薬やローメンテナンスで庭を楽しむには、環境に合った草花(宿根草)選びが絶対」と強調。家の庭でも1メートル離れるだけで日当たりや風通しなどが変わるため、それぞれに合う植物や植え方の追究が必要だという。「手入れが少なく育てやすい地元の自生種にも注目を」と話す。

イギリスで衝撃を受けたとして挙げたのが「庭にOrder(秩序、規則、整頓)が必要」との考え方。きちんと片付け、同じデザインの植木鉢を左右対称に置くなど、秩序を意識して飾ることで美しく見せるというものだ。散らからない庭にするため、ダリアなら一重の花で支柱が不要な種類を選んだり、宿根草3株以上を一塊に植えて雑草を生えにくくする手法なども提案した。

また、「手前に花や葉が明るいまたは大きいもの、奥に暗いまたは小さいものを配置すると空間が絵画的になる」「花の色は2系統までにすると、まとまって見える」「似た草花を隣同士に植えないようにするとメリハリが出る」といった植栽のコツも披露した。

最後に「楽しみながらも、誰かに見せるつもりで緊張感を持って花を育てると輝きが変わる。そのことを意識して手入れし、庭を見る観点も磨いていきましょう」と呼びかけた。


実演会では、イングリッシュガーデンをコンテナ寄せ植えで楽しむ方法について説明。

中でもポイントとなるのが、植物の形や色、質感などを意識して植えること=囲み上写真参照。例えば、花や茎、葉の形は、点と線と面でできている。立ち上がるもの、横に広がるもの、下に垂れ下がるものもあり、質感もさまざま。「線の前に面を置くなど、各要素をバランスよく配置することで表情が豊かになる」と吉谷さん。参加者の作業の様子を見て回り、一つ一つに助言していった。

植木鉢の色はすでに持っている鉢と同じにするか、壁など背景に応じて選ぶ」「液肥は薄めて水やりのたびにあげると効果的」「下にレンガを置くだけでも風通しがかなり良くなる」など、見せ方や育て方の解説も加えた。
 

吉谷さんが作った寄せ植え。草花がバランス良く配置されている



寄せ植えのポイント

・花や葉の色、形、質感などをバランス良く配置していく。植える前にビニールポットのまま配置を考えると計画しやすい

・垂れ下がる植物は鉢の縁にかぶせるような気持ちで斜めに入れる



・植物の根は鉄分を嫌うので、はさみではなく、竹串や割りばしを使って根をほぐす。はさみでも、銅製であればOK


メイクマンスタッフのイチ押しアイテム

◆シャビーポット
自然素材を混ぜて作った植木鉢。独特な風合いで、アンティーク調の鉢として人気が高まっている。排水穴は側面の1カ所のみで、土が流出しにくい構造も特徴。
(980円/10号、現在は浦添本店でのみ取り扱っている)
 


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「メイクマン 2019春のガーデニングセミナー」
第1733号・2019年3月22日紙面から掲載

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