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2025年12月5日更新

【プロがつくる庭】店内・テラスに観葉植物やバラがずらり 沖縄・糸満市の「ガーデン&カフェROSY」

ガーデン&カフェROSY(糸満市武富)


ガーデン&カフェROSY(糸満市武富)

外も中も緑いっぱい 癒やしの植物カフェ

バラの鉢植えや
観葉植物ずらり


店内にならぶ植物は商品であり、インテリアであり、間仕切りでもある。「ゆっくり見ていただけるよう、植物スペースとテーブルスペースを分けています」と今村さん


今年10月にオープン

ユッカやアガベなどダイナミックな植物と石材を組み合わせたドライガーデンが目印。ことし10月、糸満市武富にオープンした「ガーデン&カフェ ROSY」は、植物やガーデン雑貨などを販売するカフェ。店内にもテラスにもグリーンがいっぱいだ。


アガベやユッカなどスタイリッシュな植物と白い看板の組み合わせがおしゃれ

オーナーの今村篤吏さんは「父がバラ栽培をしていて、その販売先としてガーデンショップをオープンしようと計画。より多くのお客さまに来店いただけるようカフェも併設しました」と話す。それが店名の由来。テラスには、「ディズニーランドローズ」や「紅かさね」、今年発表された新品種「あいの風」などさまざまなバラの鉢植えが並ぶ。


テラスには店名の由来でもあるバラの鉢植えがずらり。「京成バラ園芸」の品種が多い

店内は、大小多彩な観葉植物が葉を広げ、まるで温室のよう。ひときわ大きな葉を広げるセロームをシンボルに、ゴムの木やポトス、ガジュマル、多肉植物などがずらり。「店内に飾っている植物はほとんどが購入可能です」

大きな窓や強めのLEDライトで光を確保しつつ、それぞれの植物は適した場所に配置。耐陰性のあるクルシアやポトスは店の奥や他の植物の足元に配置するなど、見ているだけでも勉強になる。



パーゴラ内には緑に囲まれた特等席がある。一人でゆっくり過ごしたり、カップルでくつろいだり「少人数のお客さまに人気」



大開口があり開放的な店内。壁や天井は木チップを圧縮したOSBボード。そこに黒のサッシや照明などが合わさった、工場のようでクールな「インダストリアルスタイル」の空間
 

外にはダイナミックな植物と石で構成するドライガーデンが広がる。「目を引く存在感とメンテナンス性を考慮してドライガーデンにした」


初心者向けの植物が中心

ポトスやカラテアが人気


観葉植物に関しては「比較的、初心者でも育てやすい物を中心にそろえています」と今村さんは話す。

売れ筋はポトス。一口に「ポトス」といっても、たくさんの種類があるが、「ポトスエンジョイ」は「白と緑のコントラストがかわいらしく、インテリアとしても人気。光が少ないと白い部分が減るので、明るめの場所で育てることをお薦めします」とスタッフの友利萌那さんは説明する。
 


ポトス エンジョイ


葉の模様がはっきりとした「カラテア」もファンが多い。中でも「カラテア マコヤナ」は、クジャクの羽のような模様で、表は緑色だが、葉裏は紫色という〝リバーシブル〟で人気が高い。「カラテアは、夜になると葉を閉じ、昼になると葉を広げる『休眠運動』の習性があります。そのため葉の裏表の両方を見ることができ、とても面白いですよ。湿度の高い環境を好むので、そばにコップ一杯の水を置くなどするとイキイキ成長します」とアドバイスした。
 


カラテア マコヤナ


今村さんは「まだオープンしたてで、スタッフも勉強しながら植物と接しています。今後は観葉植物だけでなくバラの種類も増やして、緑や花の魅力を発信していきたいです」と話した。


ガーデン&カフェROSY
住所/糸満市武富520−1
電話/098・987・9508
営業/午前10時30分〜午後5時30分
※日、月曜定休
https://gardencafe-rosy.com/


取材/東江菜穂
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第2083号・2025年12月05日紙面から掲載

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東江菜穂

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編集者
週刊タイムス住宅新聞、編集部に属する。やーるんの中の人。普段、社内では言えないことをやーるんに託している。極度の方向音痴のため「南側の窓」「北側のドア」と言われても理解するまでに時間を要する。図面をにらみながら「どっちよ」「意味わからん」「知らんし」とぼやきながら原稿を書いている。

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