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2024年9月13日更新

水回りや家電隅々までキレイに|プロが伝授 おそうじ術⑥

ハウスクリーニングを行う合同会社サンジュの宇江城雄斗代表が、さまざまな場所・モノのお掃除術を紹介する。今回は自宅の水回りや調理家電の清掃方法を紹介する。

ハウスクリーニングを行う合同会社サンジュの宇江城雄斗代表が、さまざまな場所・モノのお掃除術を紹介する。今回は洗剤の選び方を伝授。洗剤売り場にはさまざまな製品が並び、どれを使って良いか迷ってしまう。宇江城代表は「汚れの原因を知り、それに合わせた洗剤を選びましょう」とアドバイスする。


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水回りや家電隅々までキレイに


セスキの力でお掃除を

普段、隅々までお掃除できていますか? 落ちない汚れだと決め付けていませんか?
そんな忘れがちな場所と落ちにくい汚れの掃除術を紹介します。

IH調理器でよく見られるのは、油や調味料が焦げて丸く茶色くなった汚れです。これらの汚れは落ちにくいため放置されがちですが、実はセスキ炭酸ソーダで簡単に落とせます。

次に汚れがたまると臭いの原因にもなるお風呂の排水溝は、中まで取り外せるタイプであれば、取り外した部品を15分ほど塩素系洗剤に漬けることで汚れや臭いを落とすことができます。

次に家電。電子レンジの上層部は加熱時に蒸気が直接当たるため、汚れが付きやすいです。さらに見えにくいため汚れていることに気づかない事も多くあります。こちらもセスキ炭酸ソーダを使用します。セスキは油汚れを落とせて消臭効果もあるので電子レンジ内部のお掃除にはピッタリです。毎日使う電気ケトルやポットの水あか汚れやカルキ汚れにはクエン酸を使用します。

トイレの便器裏(便座クッション)はゴムという性質上、汚れがシミになりやすいのですが、実はこのパーツは簡単に取り外すことができ、塩素系洗剤に漬けることで白くきれいな状態になります。

また、シャワーヘッドはバケツに水、クエン酸、セスキ炭酸ソーダを混ぜた液の中に漬けた後に、使わなくなったカードなどの角で硬い汚れを落とすことができます。

普段のお掃除に取り入れていただくことで、よりキレイにお掃除することができます!  試してみてください。


 

= ここってどう掃除する6選 =

 

◆IHの焦げ付き汚れ

①セスキ炭酸ソーダ小さじ1と水小さじ2分の1でペーストを作る
②気になる箇所にペーストを塗り、ラップをかぶせて30分置く


③ラップを丸めてこすり、汚れを落とす
④清潔な布で水拭きして完成



◆お風呂の排水溝

①排水溝は中まで取り外せるタイプであれば取り外す


②取り外した部品を塩素系洗剤に15分ほどつける


③水で流して取り外した部品を戻す



◆電子レンジの汚れ

①セスキ炭酸ソーダ小さじ1を200ミリリットルの水に溶かし、マグカップに入れる


②レンジに入れて、ラップなしで1分間加熱する
③レンジ内で15分置いて蒸らす
④セスキ水を含ませた布で拭き取り、その後水拭きと、から拭きをする



◆電気ケトルやポットの汚れ

①電気ケトルやポットに水を満水になるまで入れる


②クエン酸を大さじ1入れる
③沸騰させて2時間置く
④クエン酸入りの水を捨てて中を数回水で洗う



◆トイレの便器裏(便座クッション)の汚れ

①便座クッションを取り外す
②外したパーツを塩素系洗剤に漬ける


③水でしっかり洗い流して便座に取り付ける



◆シャワーヘッドの汚れ

①バケツなどに水をためてシャワーヘッドを入れる


② ①のバケツにクエン酸大さじ1とセスキ炭酸ソーダ大さじ1を投入


③5分ほど漬け置いてブラシでこする
④硬い汚れは使わなくなったカードの角などで削る。
⑤水で洗い流す
※クエン酸とセスキは混ぜると発泡しますが、害はありません





執筆者(うえしろ・ゆうと)
1995年、うるま市石川出身。合同会社サンジュ代表。同社ではハウスクリーニングのほか料理などの家事代行業や庭掃除事業も行う。
(電話=0120・547・252)
http://sunju-okicaji.com/hp/


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第2019号・2024年09月13日紙面から掲載

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