住まいに関するQ&A
2024年5月24日更新
カーテンのクリーニング術|汚れ気になるカーテン 梅雨明けに洗おう!
梅雨時期に気になるカーテンのカビや臭い。カーテンなどを取り扱うシンコー沖縄の担当者は「梅雨時期は、せっかく洗ってもすぐ汚れてしまう。明けてから洗うのがお勧めです」とアドバイスする。洗うときの注意点や洗い方を教えてもらった。
汚れ気になるカーテン 梅雨明けに洗おう!
梅雨時期に気になるカーテンのカビや臭い。カーテンなどを取り扱うシンコ−沖縄の担当者は「梅雨時期は、せっかく洗ってもすぐ汚れてしまう。明けてから洗うのがお勧めです」とアドバイスする。洗うときの注意点や洗い方を教えてもらった。家で洗えるかチェックするには
ウォッシャブルマーク
ウォッシャブルマークが付いたカーテンは家庭用洗濯機で洗うことができる。また、タグに書かれた洗濯表示でも確認できる。禁止マークが付いていなければ洗える。洗濯前に洗濯表示を確認しよう!=下記(洗濯表示の見方)参照。
洗濯の仕方
【洗い方】
フックをすべて取り外し、プリーツに沿って畳む。さらに、汚れが気になる部分が上にくるようにしてジャバラ状に畳んで洗濯用ネットに入れる。ネット一つに付きカーテンは1枚ずつ入れる。洗濯表示を確認して洗濯機で洗うが、しわ防止のため脱水は短時間(30秒以内)にする。
【干し方】
ぬれたまま、カーテンレールに取り付ける。下にバスタオルやビニールシートを敷いておくと良い
※生地が収縮する可能性があるため、乾燥機は使用しないでください
※水分で重みが増すためレールにグラつきがないか確認してください
※汚れの付着を防ぐためカーテンを干す前に窓ガラスなどは掃除しておきましょう
洗濯の頻度と、おすすめの時期
ドレープは年1回、レースは1年に2〜3回洗うのが理想です。特に沖縄は湿気が多い地域の為、定期的に洗うようにしましょう。また、梅雨時期はせっかくカーテンを洗ってもカビや汚れがつきやすいので、梅雨明けの6月〜7月ごろに洗うのがお勧めです
多くが家庭で洗濯可能
「カーテンは、ホコリや手あか、結露によるカビなどで見た目以上に汚れています。特に沖縄は湿気が多いため定期的に洗うことを勧めます」と話すのは、シンコー沖縄の高良美沙希さん。
汚れや臭いが気になることもあるが、洗うのは面倒。同社の佐久本理沙さんは「市販されているほとんどのカーテンが家庭用洗濯機で丸洗いできます。当社で扱っているカーテンは約95%が、家庭用洗濯機で洗えます」と説明する。まれに洗えないものもあるため、カーテンについた表示をチェックしよう。上のウオッシャブルマークが付いていれば洗えるほか、タグに描かれた洗濯表示でも確認できる=下記(洗濯表示の見方)参照。「家庭で洗えないのは、ベルベットなどの天然素材のカーテンや、遮音性があり裏地に特殊加工がされているものなど」だそう。
「厚手のドレープカーテンなら年1回、レースカーテンは年2~3回洗うのが理想です。お手入れの時期は、梅雨明けが良いと思います。梅雨時期は、せっかく洗ってもカビや汚れが付きやすいためです」と高良さんは説明する。
洗濯表示の見方
※経済産業省「新しい洗濯表示早見表」より転載
毎日開閉しホコリ落とす
洗い方は、取り外したカーテンをジャバラ状に折りたたんで洗濯用ネットに入れ、洗濯機へ。脱水は短めに(30秒程度)にして、ぬれたままカーテンレールに戻す。高良さんは「ただし何年も洗っていないとか、傷みがひどいカーテンは、洗うと破れる恐れがあるので注意してください」と話す。 日常的なお手入れとしては「掃除機を上から下へ向けてかける、はたきではたくなど。毎日カーテンの開閉を行うだけでもホコリが落ちますよ」と佐久本さんは説明した。
タグを確認しよう
洗濯をする前にカーテンのタグに描かれている洗濯表示を確認すること。ちなみに、上記(洗濯表示の見方)の洗濯表示は2016年12月から導入された。
上写真の洗濯表示を読み解くと、「家庭用洗濯機の標準(※洗濯機の機種によって異なる)」で洗え、酸素系の漂白は使えるが、塩素系は使えない。乾燥機は使えない。日陰干しすること。アイロンを当てる場合は、150度までの中温であて布を使用する」ことなどが分かる
教えてくれた人
高良美沙希(左)/シンコー沖縄㈱販売部・ショールーム担当、インテリアアドバイザー
佐久本理沙(右)/同部ショールーム担当、インテリアコーディネーター
◆シンコー沖縄㈱はカーテンやクロス、床材など幅広く取り扱うトータルインテリアメーカー。宜野湾市大謝名にあるショールームには1530点のカーテンが展示されている。
https://sincol-ok.co.jp/
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第2003号・2024年05月24日紙面から掲載
この記事のキュレーター
- スタッフ
- 東江菜穂
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編集者
週刊タイムス住宅新聞、編集部に属する。やーるんの中の人。普段、社内では言えないことをやーるんに託している。極度の方向音痴のため「南側の窓」「北側のドア」と言われても理解するまでに時間を要する。図面をにらみながら「どっちよ」「意味わからん」「知らんし」とぼやきながら原稿を書いている。