【人物紹介】良い音楽と共に歩む人生|シアター&オーディオデザイン 代表の當山寛人さん[ひと]|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

沖縄の住宅建築情報と建築に関わる企業様をご紹介

タイムス住宅新聞ウェブマガジン

家づくりのこと

企業・ひとの取り組み

2024年3月15日更新

【人物紹介】良い音楽と共に歩む人生|シアター&オーディオデザイン 代表の當山寛人さん[ひと]

オーディオ業界歴44年。ことし1月23日、那覇市銘苅の店をリニューアル。「シアター&オーディオデザイン」を新規オープンした當山寛人さん(62)。「音楽と豊かな体験を提供し、地域に貢献したい」と話す。

豊富な音響機材を提供


シアター&オーディオデザイン
代表
當山 寛人さん


〈プロフィル〉とうやま・ひろと/1961年、那覇市出身。高校を卒業後、県内のオーディオ専門店で経験を積む。2013年、フランチャイズでオーディオ・ホームシアターショップ「AVAC沖縄店」を開店。代表を務める。2024年1月、同店でのフランチャイズ契約を解除。店をリニューアルし、「シアター&オーディオデザイン」を新規オープン。AV家電アドバイザー。

◆シアター&オーディオデザイン 那覇市銘苅323-1 電話=098・943・9178



-オーディオに興味を持ったきっかけは?

中学生のころ、友人の家で高級なステレオを見て感銘を受けたのがきっかけ。専門誌や雑誌を通じて知識を深めるようになりました。アルバイトやお年玉でスピーカーを手に入れたときの喜びは今でも覚えていますし、当時、購入した専門誌は今でも大切に持っています。

高校を卒業してすぐにオーディオを扱う店に入社したのですが、次々に倒産するなど、紆(う)余(よ)曲折がありました。倒産時には、前払いしていたお客さまが不利益を被らないよう、一従業員でありながらも、返済できるよう必死に動くなど苦境を切り抜けたことで、信頼が築かれ、今もお付き合いの続く方々がたくさんいます。

そんな中、県外大手企業からの誘いで、オーディオとホームシアターを扱う沖縄1号店を任され独立しました。11年運営していましたが、今年1月23日に、「シアター&オーディオデザイン」として新規オープンしました。


-新しい店舗で大切にしていることは?

たくさんのお客さまを呼び込み、心地よい雰囲気を提供することを大切にしています。完全に独立したことで、より多くのメーカーを扱えるようになったので、ぜひ、皆さんに良い音を体験してほしいと思っています。

お店では、来客があるとコーヒーを出すようにしています。私自身、“コーヒー中毒”なので、コーヒーやお菓子の差し入れがすごく多いんです。それを来店者と一緒に楽しみながら、商品だけでなく、良い音に触れる体験や、良い情報を得たり、何かしら楽しい経験が得られることを大切にしています。お客さま、スタッフ、メーカーとの関係を通じて、共に喜び、目標に向かって進む姿勢を店の理念としています。


-今後の目標は?

若いスタッフには目標を持ち、仕事を通じて人格を形成してほしいと期待しています。

店舗では、商品販売のみならず、住宅改修の相談もよく受けるので、経験上からアドバイスしたり、専門業者を紹介したりしています。

店が交流の場となって、若い世代には失敗談を共有し、良い刺激を受けながら成長できる場所にしていきたい。オーディオやホームシアターに対する興味も育て、音楽やアートを通じて人々の生活を豊かにする一翼を担うことが目標です。


那覇市銘苅でリニューアルオープンした「シアター&オーディオデザイン」




良い音と映像を体験
シアタールーム 店内に

「シアター&オーディオデザイン」の店内奥に併設されたオーディオ・シアタールーム=写真=には、プロジェクターを用いたシアターシステムやオーディオ機器がずらりと並ぶ。中には300万円台の最上位モデルの機器もあり、迫力ある音や映像が体験できる。

たくさんのレコードコレクションもあり、當山さんおすすめのコーヒーを飲みながら、良い音に耳を傾ければ、時間の流れも豊かに感じられそうだ。

「新店舗で取り扱いメーカーが増え、品ぞろえがより豊富になりました。ぜひ気軽に来店してほしい。混み合う場合があるので、まずは電話で予約してください」と呼び掛ける。


取材/赤嶺初美(ライター)
毎週金曜日発行「週刊タイムス住宅新聞」
第1993号・2024年3月15日紙面から掲載

この連載の記事

この記事のキュレーター

スタッフ
週刊タイムス住宅新聞編集部

これまでに書いた記事:2128

沖縄の住宅、建築、住まいのことを発信します。

TOPへ戻る