築30年のマンションをリノベーションしたわが家|緑のタイルを使いたい![インテリアコーディネーター ICアイ]|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

沖縄の住宅建築情報と建築に関わる企業様をご紹介

タイムス住宅新聞ウェブマガジン

家づくりのこと

インテリア

2023年11月3日更新

築30年のマンションをリノベーションしたわが家|緑のタイルを使いたい![インテリアコーディネーター ICアイ]

協力/沖縄県インテリアコーディネーター(IC)協会
沖縄県インテリアコーディネーター(IC)協会の会員がインテリアのプロの視点から空間を解説。今回は、同協会副会長の新崎奈々子さんの自邸を紹介。「グリーンのタイルを使いたい」から家づくりがスタートしたそうです。

リノベ前
 
家づくりをする前から「絶対に使いたい!」と思っていたグリーンのタイルを使ったキッチン

夫婦と子ども3人で暮らすわが家は築30年のマンションをリノベーションしたものです。内覧時、壁は猫の爪痕や汚れが目立ち、床はボロボロでした。でも私は「ここだ!」と直感しました。ほかの物件も一応見ましたが、陽の入りがよく、横長の部屋は希少なのでここに決めました♪ わが家の「こうしてよかった」ポイントを紹介します。


①お気に入りを集めたキッチン

家づくりの前から決めていたのは、「キッチンにグリーンのタイルを使いたい」ということ。タイルの見せ方を考えながらキッチンの配置や冷蔵庫の位置を決め、そこから他の居室も落とし込んでいきました。

このタイルがあるキッチンが空間の見せ場なので、お気に入りをすべててここに集結させています。キッチンに居る時間も楽しくなりますよ。


②身支度が楽しくなる広々とした洗面化粧台

広い洗面化粧台が欲しかったので造作しました。洗面周りが好きな空間だと一日のスタートも気持ちがいいですよね。日々、ここだけはきれいにしようと頑張っています(笑)。

目に付く壁に写真やアートなども飾ると、気持ちが上がり、空間がグレードアップしますよ。


造作した洗面化粧台。壁にかざっている小鳥柄の紅型はインテリアコーディネーター協会のワークショップで、私が染めた物です♪


③部屋数を減らしてLDKをゆったり遊べる空間に

もともとはキッチンが個室になっていたほか、和室とダイニングもそれぞれ仕切られた空間でした。それをオープンなLDKに変えました。

私たち家族の生活スタイルを考えると、キッチンから子どもたちの様子が見える方がいいし、リビングは広々させて子どもたちが遊べる空間にしました。

いかがでしたか? 普段はおもちゃや絵本が広がっていますが、急いで片付けました(笑)。



今回の執筆者
新崎奈々子/「くらしdesignUS」代表、県インテリアコーディネーター協会副会長。13年前に精神保健福祉業界からICへ転身。住宅だけでなく介護・福祉施設のコーディネートも手がける。インスタグラムは@NANAKO_INTERIOR

★IC協会では、空間づくりのちょっとした相談に対応する「ちょこっと相談」を行っている。詳細は同会のホームページで確認を。

https://ic-okinawa.com/

毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1974号・2023年11月3日紙面から掲載

この連載の記事

この記事のキュレーター

スタッフ
週刊タイムス住宅新聞編集部

これまでに書いた記事:2350

沖縄の住宅、建築、住まいのことを発信します。

TOPへ戻る