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2022年2月18日更新

[沖縄]建材ピックアップ 番外編|庭の印象決める「鉢」

庭で、植物の次に目が行くのが「鉢」。ゆえに鉢選びは、庭づくりの重要ポイント。浦添市でガーデニングショップ「庭のおくりもの」を営む北めぐみさんは、自宅の庭をアンティーク風の鉢や長年使い続けている鉢でイングリッシュガーデン風に彩っている。また、置く場所で鉢の素材を変えて、安全面にも配慮する。

外に置く鉢は、重みがあり耐久性にも優れた素焼きやコンクリート、グラスファイバーなどの鉢を使っている

外に置く鉢は、重みがあり耐久性にも優れた素焼きやコンクリート、グラスファイバーなどの鉢を使っている
 

鉢植えを室内に飾る際は、鉢そのものでなく少し小さめのポットに植栽すると、出し入れしやすい

 

 鉢選びのポイント  外置きは耐久性を 室内は見た目重視


鉢選びは「こんな庭にしたい」というイメージと、置く場所を考えることが大切。北さんは自宅の庭をイングリッシュガーデンのような雰囲気にすべく、ビンテージ感のある鉢を用いている。

また、鉢を置く場所によって素材を変えている。雨ざらしになる場所には、素焼きやコンクリート製の鉢などを中心に配置。「重さがあるので倒れにくいし、耐久性も高い。むしろ風雨にさらされて汚れたり色あせた方が植物になじむ。素焼きの鉢は25年以上使っていて、塗装が剥がれていい感じになっています」

 一方、軒下や室内は「見た目と軽さ重視」。ブリキ製の鉢やバスケットなどを使って、インテリア感覚で植栽を楽しんでいる。「吊して飾ることもできるので、狭い空間でもグリーンが楽しめます」

室内用の植栽は、鉢に直接土を入れるのではなく、ポリポットやプラスチック鉢ごと入れている。「定期的に取り出して植物を日光浴させられるし、季節の花に入れ替えるのも簡単」。


大小メリハリを付ける

庭をセンス良く見せる鉢の選び方として、「落ち着いた色の鉢の方が植物になじむ。派手な色をあちこちに使うと、ゴチャゴチャした印象になってしまう」。

デザインは「エレガント、アンティーク、モダンなどの系統を2つまでに絞ると統一感が出ます」。ただし「同じデザイン、同じサイズの鉢三つ以上、平置きすると単調であか抜けない印象になる。上手に飾っている人もいますが、上級者向け。大小を付けたり、台に乗せて高低差をつけると、メリハリが出てオシャレに見えます」と話した。



ボウルやバスケットを鉢に
カゴやコランダー(水切りボウル)などを鉢にしてもかわいい。ただし、穴が大きく(多く)て水や土が落ちやすいので、穴を数カ所あけたセロファンやビニールを敷いて使おう
               
穴を開けたセロファンを敷いてから土を入れる
穴を開けたセロファンを敷いてから土を入れる

カゴやコランダー(水切りボウル)などを鉢にしてもかわいい。ただし、穴が大きく(多く)て水や土が落ちやすいので、穴を数カ所あけたセロファンやビニールを敷いて使おう
 

素材ごとの特徴

素焼き、テラコッタ 多孔質で通気性・水はけが良い。重くて移動させるのが大変だが、風などで倒れにくい。ただし、割れやすいのがデメリット。汚れや傷も味になり、塗装などのリメイクもしやすい。
素焼き、テラコッタ
多孔質で通気性・水はけが良い。重くて移動させるのが大変だが、風などで倒れにくい。ただし、割れやすいのがデメリット。汚れや傷も味になり、塗装などのリメイクもしやすい。

コンクリート どっしりと重くて安定感があり、倒れにくい。サイズが大きいと移動させるのが大変。比較的安価で、装飾性が高い鉢も多い。紫外線などにも強く、外置きに向いている。
コンクリート
どっしりと重くて安定感があり、倒れにくい。サイズが大きいと移動させるのが大変。比較的安価で、装飾性が高い鉢も多い。紫外線などにも強く、外置きに向いている。

陶器 表面に釉薬(ゆうやく)が施されていて高級感がある。色や柄も豊富。釉薬でコーティングされているのでカビにくく汚れもさっと落ちるが、素焼きに比べると通気性が悪い。
陶器
表面に釉薬(ゆうやく)が施されていて高級感がある。色や柄も豊富。釉薬でコーティングされているのでカビにくく汚れもさっと落ちるが、素焼きに比べると通気性が悪い。

プラスチック 安価で軽く、移動させやすい。通気性が悪いのがデメリット。シンプルだと安っぽく見える場合もある。最近は通気性に配慮したものや、デザイン性の高いものも登場している。
プラスチック
安価で軽く、移動させやすい。通気性が悪いのがデメリット。シンプルだと安っぽく見える場合もある。最近は通気性に配慮したものや、デザイン性の高いものも登場している。

グラスファイバー 素焼きやコンクリートに比べると軽量。焼物系の鉢より割れにくく、強度も高い。デザインや色も豊富で通気性も良い。ただし、他の鉢と比べると高価。
グラスファイバー
素焼きやコンクリートに比べると軽量。焼物系の鉢より割れにくく、強度も高い。デザインや色も豊富で通気性も良い。ただし、他の鉢と比べると高価。

ブリキ  おしゃれで、ビンテージ感がある。軽くて持ち運びがしやすいのもメリット。さびやすく、直射日光に当たると暑くなるので、雨や日差しが当たる場所には置くのは不向き。
ブリキ
 おしゃれで、ビンテージ感がある。軽くて持ち運びがしやすいのもメリット。さびやすく、直射日光に当たると暑くなるので、雨や日差しが当たる場所には置くのは不向き。



 

 ガーデンショップ  店ごとに鉢にも個性 サイズ・デザイン多彩


ナチュラルガーデンに合うビンテージ風の鉢
庭のおくりもの(浦添市)
素焼きやコンクリート、グラスファイバーやブリキ製などの鉢を取りそろえる素焼きやコンクリート、グラスファイバーやブリキ製などの鉢を取りそろえる
素焼きやコンクリート、グラスファイバーやブリキ製などの鉢を取りそろえる

浦添市にあるガーデンショップ「庭のおくりもの」は、ナチュラル系の庭に合う、ビンテージ風の鉢やガーデングッズを取りそろえている。“使い込まれた感”が、植物になじみ、素朴で優しい雰囲気を演出する。

ホームセンターなどでは見かけないかわいらしい花や葉が特徴の苗も販売しており、庭をイングリッシュガーデン風にしたい人におすすめだ。

ショップの外には、店主の北めぐみさんが手塩にかけたイングリッシュガーデンが広がる。植物の植え方や、鉢などのディスプレーの仕方などを実際に見ることができる。

店主の北さんが手入れする庭も併設され、鉢使いも勉強できる
店主の北さんが手入れする庭も併設され、鉢使いも勉強できる

問い合わせ/庭のおくりもの
浦添市港川2-29-5
http://niwano22.ti-da.net




海外製のエレガントな鉢 サイズも豊富
アメ横マーケット(浦添市)

海外直輸入の鉢は存在感バツグン。雑貨もズラリ
海外直輸入の鉢は存在感バツグン。雑貨もズラリ

存在感のある海外製の鉢を取り扱うのが、浦添市の「アメ横マーケット」だ。エレガントな装飾が施された陶器やテラコッタなどの鉢や、ガーデングッズが所狭しと並ぶ。両手で抱えきれないほどの大鉢や手のひらサイズの小鉢などサイズも豊富。同店のスタッフは「海外から直輸入しているので、安く販売できる。日替わりの目玉商品は、さらに値下げしています」と話す。「最近は、多肉植物などにぴったりの小鉢が人気」。

3月4日(金)~13日(日)には、沖縄市の農民研修センターで開かれる「春の大植木市」にも出店予定だ。

商品は時期によって変わる。最近は多肉植物などにぴったりの小鉢が多い。3個1000円で販売している 
商品は時期によって変わる。最近は多肉植物などにぴったりの小鉢が多い。3個1000円で販売している

問い合わせ/アメ横マーケット
浦添市当山2-7-2
電話/090・6857・9418




観葉植物が映えるおしゃれ鉢多彩
Plus Garden(西原町)

店内には陶器や琉球ガラス、ブリキなど多彩な鉢がそろう。室内グリーン用の鉢も豊富で贈答用に購入する人も多い
店内には陶器や琉球ガラス、ブリキなど多彩な鉢がそろう。室内グリーン用の鉢も豊富で贈答用に購入する人も多い

ガーデン雑貨や観葉植物を販売するプラスガーデンは、室内グリーン向けの鉢が特に豊富。空間の雰囲気に合わせて、シンプル、スタイリッシュ、アンティークなど多彩に選べる。

同店で人気の製品が、ドイツ製の鉢「レチューザ」だ=下写真。「底面潅水(かんすい)システム」という機能を搭載しており、底面のリザーバーに水をためておけば植物自身がほしいときに水を吸い上げるため、まめに水やりをしなくてもOK。付属の水位計で水やりの目安のタイミングもひと目でわかる。同店の担当者は「新築祝いや開店祝いに購入されるお客さまも多い。好みの植物をセットして販売します」と話す。

また、同社はインテリアグリーンのレンタルも行っていて毎月第三日曜日には「レンタアップ植物販売会」も実施。通常より安価で販売する。今月は20日(日)に実施。


同店で人気の鉢が、「底面潅水システム」を搭載し、水やりの手間を軽減したドイツ製の「レチューザ」
同店で人気の鉢が、「底面潅水システム」を搭載し、水やりの手間を軽減したドイツ製の「レチューザ」

問い合わせ/Plus Garden
西原町翁長237-1
電話/098・944・1035
http://www.plus-garden.okinawa


編集/東江菜穂
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1885号・2022年2月18日紙面から掲載

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東江菜穂

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週刊タイムス住宅新聞、編集部に属する。やーるんの中の人。普段、社内では言えないことをやーるんに託している。極度の方向音痴のため「南側の窓」「北側のドア」と言われても理解するまでに時間を要する。図面をにらみながら「どっちよ」「意味わからん」「知らんし」とぼやきながら原稿を書いている。

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