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2021年10月15日更新

[沖縄]色のパワーと使い方|暮らしが変わるホームステージング[11]

身の回りにある色は、それぞれ異なる効果を持っている。上手に取り入れれば暮らし方が変化し、気持ちも変わる。色を意識したインテリアのポイントを紹介する。

色を意識し住まいを元気に

知らないうちに色の影響

私たちの周りには、たくさんの「色」があふれています。元気が出る色や、さわやかな色など、私たちは知らず知らずのうちに色の影響を受けて生活しています。

というのも、実は色にはそれぞれ特徴があり、私たちの心理や行動に大きく影響するからです。大がかりなリフォームや新しく家具を購入しなくても、色を意識し、上手に暮らしに取り入れていくことで、生活や行動が変わってきます。




暖色で元気 寒色で集中

色は、赤やオレンジなどの暖色系と、ブルーなどの寒色系、それらの間の中間色に大きく分けられます=上図。

例えばオレンジは、家族が集い、食事を楽しむダイニングにオススメ。食欲アップの効果があるからです。そのため、沖縄でなじみ深いファストフード店をはじめ、多くの飲食店で使われています。

果物や野菜をイメージさせて元気が出るビタミンカラーでもあり、インテリアに取り入れるとお部屋も明るく元気な印象になります。どんなテイストとも相性が良く、組み合わせやすいのでアクセントカラーとして使いやすいです。

水や海を連想させ、さわやかさや清潔感のあるブルー系は、トイレや洗面室によく使われます。集中力や記憶力を高める効果もあるため、なかなか終わりが見えないコロナ禍においては、テレワークに使う部屋にオススメ。受験生の勉強部屋にもいいですね。

ただし、ブルー系は食欲減退の色でもあります。ダイエット中の人にはいいかもしれませんが、ダイニングなどで使うなら工夫が必要です。

だからといって、マイナスな効果のある色を使ってはダメということでもありません。好きな色であれば気持ちも前向きになるからです。プライベート空間においては、好みの色を楽しんでほしいと思います。

取り組みやすいアート

色の取り入れ方としては、壁紙を貼り替えたり、カーテンを交換するなど、さまざまな方法があります。中でも壁
紙の貼り替えは、費用もそれほどかからず、部屋全体の印象がガラッと変わります。1面だけ貼り替えても効果はとても大きいです。

今すぐできるものでは、絵画などのアートを飾るのがオススメ。ポストカードを額に入れたものでも構いません。白い壁に好きなアートが一つあるだけで、アートの色が空間を演出してくれます。

好きな絵を飾ったり、お花を生けたりする空間ができるだけで、「この空間はキレイにしつらえたい」と思うようになります。すると、整理整頓につながって、暮らし方が変わります。暮らし方まで変わるアートをぜひ取り入れてみてください。

小物の色を変えるという手もあります。例えば、テレワークで集中するためにブルー系を入れたいのであれば、家具やクッションのほか、机の上にある写真立てのフレームの色をブルー系にするだけでも変化はあると思います。

 色を意識したインテリアの事例 


壁面にオレンジ色のアートを飾ったダイニング。照明の色も暖色系に合わせることでより調和した空間になっている


アートを飾れば、花も飾りたくなり、空間に季節感も出せる

私がダイニングに飾っているお気に入りのアート。今にもオルガンの音色が聞こえてきそう


洗面室。さわやかなブルーのクロスと、白で統一した小物や洗濯機により清潔感がアップ


子ども室。リラックス効果のある緑などの自然の色を使ったクロスを貼っている。家具の色も合わせた

トーン合わせて統一感

色にはいろいろな組み合わせがあり、その効果も、色相(色味)・明度・彩度・分量などによって変わります。これらをコントロールしながら取り入れると、自分らしいすてきな住まいになると思います。

例えば、色のトーンを合わせること。トーンには、赤ちゃんの服などに使われるような淡いペールトーンや、くっきり鮮やかなビビッドトーン、暗めで重厚な印象のダークトーンなどいくつかの種類があります=下図。家族で好みが違って部屋ごとに壁紙の色を変える場合でも、トーンがそろっていれば統一感が出ます。

ただし、色を使う分量には気を付けましょう。特にビビッドトーンなどの明度や彩度の強い色をたくさん使ったり組み合わせたりすると、強い印象を受けて落ち着かない空間になる場合があります。

そのほか、風水においては、方角に適した色というものもあります。色の持つ不思議な力を楽しんでください。



 


 

執筆者


まえもり・しょうこ/ホームステージャー1級。インテリアコーディネーター。二級建築士。「インテリアで暮らしを豊かに」を理念に、モデルルームのホームステージング、リフォームや新築の設計、カーテン・家具の相談まで手掛ける。(同)くらしVIS代表、(株)クラシコ取締役☎090・7477・3171


◆ホームステージングとは
片付けや掃除、インテリアなどの専門知識・技術を活用しながら、家を整えることで、暮らしの質や家の価値を高めること。(一社)日本ホームステージング協会では、ホームステージングの普及とその担い手であるホームステージャーの育成に力を入れている。詳しくは同協会ホームページ(https://www.homestaging.or.jp/

毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1867号・2021年10月15日紙面から掲載

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