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2021年10月1日更新

沖縄|【ひと】IoT化で防犯や見守り|比嘉 優貴 さん|興産アメニティ(株)代表取締役

2007年創業の興産アメニティ(株)は、中部興産グループに属し、賃貸物件のIoT(モノのインターネット)化を図るソリューション事業やリフォーム事業等を扱う。代表取締役の比嘉優貴さん(42)は、「事業を通し地域に貢献していきたい」と熱く語る。

より良い住環境に貢献



比嘉 優貴 さん
興産アメニティ(株)代表取締役



-主な事業は?

賃貸物件のインターネット環境の整備や防犯カメラ設置などIoTの活用をはじめ、リフォーム事業、家賃保証、メディア事業などです。入居率や収益性の向上を図り、オーナーと入居者の安心や満足につながるサービスを提供しています。

-心掛けていることは?

IoTで住み良い環境をつくり、社会に貢献すること。

中でもニーズが高いのが防犯カメラ。事件の抑止、地域の治安につながります。犯罪捜査に映像を提供し、警察から感謝状をいただいたこともあります。

高齢者の入居促進にも注力。高齢者は急な体調不良による家賃未払いなどが懸念され入居が難しいことが多い。そこで警備会社と連携し、照明のオンオフで生存を見守る仕組みや、保証会社と連携した家賃保証も設けています。

代表としては社員が成長できるよう促しています。例えば、半期ごとに業務で新しくトライすることを各自が設定し、その評価をボーナスで還元。自然と活気が出て会社全体の成果につながりました。

-今後の目標は

不動産投資利回りのシミュレーションソフトを開発したので、オーナー向けの新たな事業を展開していきたい。

また、古い賃貸物件を当社がリノベーションして一定期間、借り上げる「住みんちゅリノベ」も資産価値を下げない方法として広めたいです。

当社は「走りながら考える」スタイル。事業を始める時も、体制が8割ほど整ったら実行に移し、トライ&エラーを繰り返して目標に近づけていきます。より良い住環境づくりで地域社会に貢献できるよう、スピード感を持って挑戦していきたいです。



セミナーを毎日開催
資産価値アップの方法を伝授

興産アメニティが手掛けたリノベーション事例

興産アメニティは「家賃を下げない賃貸経営セミナー」を、10月30日まで毎日(日曜以外)開催している。

内容は、賃貸経営における収益性や資産価値を向上させる方法を、リノベーションの成功事例なども交えて紹介。また、リノベーションの資金調達の方法やサブリースを活用した低リスクの運用方法なども説明する。

セミナーは1日2回(13時~、14時~)。1回30分程度で、各時間帯3人までの完全予約制。参加費は無料。

比嘉代表は「築年数20年以上の物件だからと家賃を下げる前に、できることはいろいろある。物件価値を上げる方法を、ぜひ学んで」と呼び掛ける。

問い合わせは同社(電話=098・882・1717)。



〈プロフィル〉ひが・ゆうき/1979年、那覇市出身。琉球大学卒業後、NECソフト沖縄に入社し、通信システムなどに携わる。2011年、興産アメニティ(株)入社。15年、代表取締役に就任。趣味はアームレスリング。県ミドル級チャンピオン、全国大会70kg級2位の実力を持つ。ジムでのウオーキングと筋トレが毎朝の日課。
◆興産アメニティ(株) 那覇市真嘉比2-4-1-205  電話098・882・1717


第1865号・2021年10月1日紙面から掲載

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