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2015年8月7日更新

ダイニングテーブル|家具選びのイロハ[4]

日々、家族が集うダイニングのテーブル選び。「THE GRACE」のインテリアコーディネーター渡慶次香乃子さんは「部屋の広さに合わせたサイズやデザイン、イスの高さとのバランスも考えて」と話す。

形状・高さに重点を


選び方

間取りに合わせて

ダイニングテーブルを置く場所には、最低でも「テーブル幅+イスの奥行きの2倍」のスペースが必要。正方形のテーブルなら四方に、丸型なら放射線状に、イスを引く十分なスペースが必要になりますので、間取りに合わせて大きさやデザインを選択しましょう。

広さが限られているなら、長方形のテーブルがおすすめ。2本脚のテーブルを選ぶと、テーブル下のスペースにゆとりが出るので立ち座りが楽です。イスを回転式にすると、背後のスペースも少なくて済みます。





素材とお手入れ

メンテ考慮し素材選び

木製のものが主流ですが、植物由来のオイルやソープなどを使った安心安全な塗装や、紫外線に強くキズがつきにくいUV塗装、表面の色や質感もさまざまなウレタン塗装など、仕上げによって質感も多彩です。

ダイニングテーブルは、シミのつきやすい料理や飲み物、熱を持った鍋やカセットコンロなどを置く機会が多いもの。購入の際には、天板の仕上げやお手入れ方法などを確認し、耐熱性や耐久性、普段のメンテナンスのしやすさなども意識して選びましょう。
 


楽しみ方


使う人の数や身長も意識

天板とイスの座面の間が30㌢くらいあくのが、使い心地のいい高さのバランスと言われています=上イラスト参照。また、一人が食事するのに必要な天板のスペースは幅60㌢ほど。使う人の身長や人数に合わせて、テーブルとイスの高さや大きさを検討しましょう。

日本工業規格(JIS)に基づき、市販されているダイニングテーブルの高さは約70㌢が主流。一般的な高さのものを選んでおくと、後でテーブルやイスを買い替えるときに、素材や仕上げ、デザインの選択肢が広がるはずです。


高さ変わる兼用テーブル

「お部屋を広く使うなら、ダイニングとリビングのテーブルを兼用するのもアイデアの一つ」と渡慶次さん。ペダルやレバーで天板を上げ下げできるテーブルは、食事やくつろぎタイムなど、シーンに合わせて調節が自在にできる。ただし、昇降式のテーブルは脚の構造上、固定式より天板の端の部分が不安定になるので、小さい子どもがいる家庭などで使う場合は注意が必要。
 

取 材/藤井千加(ライター)​
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「家具選びのイロハ<4>」第1544号・2015年8月7日掲載

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