住まいに関するQ&A
2015年7月3日更新
リビングテーブル|家具選びのイロハ[3]
テレビ鑑賞、勉強や趣味の場など、家族によって使い方が多様なリビングのテーブル。「THE GRACE」のインテリアコーディネーター渡慶次香乃子さんは「ライフスタイルや家族構成に合わせて相談を」と話す。
住まいに関するQ&A
タグから記事を探す
高さ・幅・棚に着目
選び方
ソファとの相性を考慮
リビングテーブルを選ぶ際は、ソファとのバランスを考えましょう。テーブルの高さは、ソファの座面と同じくらいか、少し高めの35~45センチくらいが一般的。幅はソファより少し狭い方が、座る時に邪魔になりません。
ソファを背もたれにして床に座って過ごす場合、使う人の座高に合った低めのテーブルがおすすめです。収納が大きいボックス型のテーブルは、座るときに足の収まりが悪くなることも。売り場で実際に使い勝手を試してみてください。
素材とお手入れ
普段はから拭きでOK
現在は木製のテーブルが主流。無垢(むく)材の一枚板の天板は、自然の木目を生かした重厚感が魅力ですが、高価で重いのも事実。集成材の天板は、木の温かみを保ちつつ比較的コストも安いのが特徴で、リサイクル材を利用したものも人気です。
通常のお手入れは、乾いた柔らかい布でから拭きする程度で十分。汚れがひどい場合は、水気を切った布で拭いた後、から拭きしてください。天然オイルやソープによるナチュラル仕上げのものは、専用のキットなどで時々メンテナンスをすると長持ちします。
楽しみ方
インテリアと調和をソファとの相性はもちろんですが、お部屋全体の中でリビングテーブルをどのようにコーディネートしたいかも考えどころ。床やカーテンの色、テレビボードなどの家具とのバランスを考えて、色や素材、大きさやデザインを決めるとお部屋作りの楽しみも広がります。
売り場に赴く際には、部屋の間取り図やリビング全体の写真などを持っていくと、より具体的なアドバイスが受けられます。買い替えならば、今あるソファの高さや幅、奥行きなどを把握しておくとよいですよ。
サイドテーブルで広々
「ペットや小さなお子さまがいる家庭なら、あえてセンターテーブルをなくすのも一考」と渡慶次さん。ソファ脇に小さめのサイドボードやテーブルを置けば、リビングを広々と使えるだけでなく、普段の掃除も楽ちん。角が丸いテーブルにしたり、ガラスなどの割れやすい素材を避けるなど、デザインや素材選びも考慮して。
取 材/藤井千加(ライター)
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「家具選びのイロハ<3>」第1539号・2015年7月3日掲載
住まいに関するQ&A
タグから記事を探す