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2019年11月1日更新

カーテンde暮らしワクワク⑧|内装が決まったらカーテンも

文・安次嶺実奈子(カーテンアドバイザー)

新築でカーテンを選ぶタイミングと注意点

▲カーテンレールの名称と付属品​

窓回りには補強を​
今月は、新築住宅に注目してカーテンを選ぶタイミングと注意点をお伝えしていきますね。

カーテンを選ぶ時期について、悩まれている方も多いと思います。実際に、ご相談に来られるお客さまには、引っ越し1カ月前の方や設計が始まった初期段階で相談にいらっしゃる方もいます。クロスや建具、床の色などがある程度決まって雰囲気が分かる頃だと、カーテン生地は決めやすいです。オーダーカーテンだと、納品するまで約2週間はかかりますので、余裕を持って2~3カ月前から生地や専門店選びを進めていきましょう。

ただ、生地を決める前に気をつけてほしいポイントとして、窓回りには補強(下地)を入れてもらうことをオススメします。最近の住宅は、壁に石こうボードを用いるのが主流ですので、下地がないところではカーテンの重みに耐えられずカーテンレールが外れるなどトラブルが起きてしまいます。窓以外でも、絵画を飾りたい、余計な穴を壁に開けたくないとピクチャーレールを検討される場合は、やはりあらかじめ補強(下地)を入れてもらうことをオススメします。


窓の上に見える木板が下地。下地で補強することで、カーテンを取り付けた際、布の重みでレールが外れるのを防いでくれる​

カーテンレールの機能
カーテンをつるし、機能させるために取り付ける器具をカーテンレールと呼んでいます。

基板となるレールの他に、レールを固定するブラケットやカーテンを移動させるためのランナー、またランナーに取りつけるカーテンのフック、ランナーがレールから脱線しないようにするためのストッパーで構成されています。

カーテンレールは機能性、装飾性の2種類に分類されます。



◆機能性レール 賃貸マンションなどの備え付けカーテンレールのほとんどがこの機能レールにあたります=下写真。



◆装飾レール 装飾レールはデザイン性を重視して設計されたカーテンレールです。インテリアとして見えるように設計されています=下写真。さまざまな種類があり、アルミ製や鉄、樹脂などさまざまな素材があります。カーテンレールも、空間に合わせて機能性、装飾性で選ぶと楽しめますね。



◆伸縮性レール ほとんどのカーテンレールは一本のレールで出来ていますが、最近では伸縮できる、突っ張り型のものが売られています。この突っ張り型レールは長さを自分で調節できるので、業者を呼ばずに簡単に取り付けることができます。ただ、この突っ張り型は通常タイプのレールと異なり、継ぎ目のところで段差ができて引っかかってしまうという欠点もあるため、質にこだわるのであれば通常タイプのカーテンレールをおすすめします。









あしみね・みなこ/創業38年の新築デザインカーテン専門店、近光インテリアのカーテンアドバイザー。3000軒以上の施工実績を持つ。098-945-4723

毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1765号・2019年11月1日紙面から掲載

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