変化し続ける 交通の要衝[南風原町兼城・宮平]|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

沖縄の住宅建築情報と建築に関わる企業様をご紹介

タイムス住宅新聞ウェブマガジン

木立

スペシャルコンテンツ

地域情報(街・人・文化)

2018年3月16日更新

変化し続ける 交通の要衝[南風原町兼城・宮平]

[歩いて見つけた!地域の住み心地ー19ー]南風原町のほぼ中央に位置する兼城と宮平。琉球王朝時代から交通の要衝であり南風原の中心地だった。現在においても、那覇空港自動車道の南風原北インターに近く、商業施設が並ぶ国道329号や県道241号で那覇市内にもアクセスしやすい。利便性の良さから、ベッドタウンとして人口が増え続けている。

新バイパスも建設中


マンションラッシュ

南風原町兼城と宮平には昔、軽便鉄道の駅があった。およそその線路跡に沿って、両地域を東西に貫くのが国道329号だ。東は与那原町、西は那覇市へと続く。沿道には大型ショッピングセンターやスーパー、飲食店などの商業施設が立ち並び、にぎわいを見せている。
町役場や小・中学校などが集まり町の中心地になっている兼城は、琉球王朝時代から宿道(公道)が通り、「道ヌ島」「兼城アジマー」などと呼ばれる交通の要衝。那覇市首里方面へと地域を縦断する道は、現在では県道241号となり、拡張工事も進んでいる。
字兼城の嘉手苅盛雄区長は「昔は国道329号より南に集落があり、北側はサトウキビ畑が広がっていた」と話すが、今では北側にも築浅の住宅やアパートが軒を連ね、以前の面影は見られない。
一方、宮平はかつて南風原間切の番所が置かれていたため「ふぇーばるのドゥ(中心)」とも呼ばれ、戦前までは役場もあった。
現在では、ほぼ全域に住宅街が広がっているものの、農地が広がるのどかな風景も見られる。那覇空港自動車道の高架下を利用した公園や、アイススケート場といった、他地域にはなかなかない施設もある。
宮平自治会の荻堂勉会長は「高速道路の開通や大型商業施設の進出などが決まり始めた頃から住宅も増え出した。分譲マンションもここ数年でどんどん建っていて、那覇市のベッドタウンとして人口も右肩上がり」。


医療費無料で需要

兼城・宮平の賃貸の状況について「南風原町では中学生までの医療費が無料ということもあり、ファミリー層からの需要が高い。特に南風原小・中学校周辺が人気」と話すのは、宮平にある㈱南新物産本店の賃貸担当・仲座健作さん。相場は「新築の3LDKで6・5万~7万円、2LDKで6・2万~6・5万円。」。
那覇市内へのアクセスもしやすいことから「単身者向けも増えており、1Kで4・3万円前後、1LDKで5万~5・3万円ほど」という。
売買を担当する安谷屋正文店長は「住宅地の坪単価は、どちらの地域も30万円前後。5年ほど前の相場は26~28万円だったが、徐々に上がってきている。ただ、なかなか出回らない」。
宮平では、南風原町与那覇と那覇市上間を結ぶ国道329号南風原バイパスも建設中。2018年度内に南風原町新川までの側道が開通する予定だ。最終的には、与那原町東浜にもつながる予定で、同地域の利便性はますます高まっていくだろう。


新しい建物と古い建物が残るところがあって、タイムスリップしたみたいだるん♪

【1】南風原町役場から見た兼城の街並み。手前から奥の高台へと延びるのが県道241号で、片側2車線にするための拡張工事が進む。右奥にあるのは建設中の分譲マンション



【2】宮平の国道329号沿い。沿道にはさまざまな商業施設が軒を連ね、左奥には大型ショッピングセンターがある。奥に向かって道なりに行くと那覇空港自動車道と交差する



【3】兼城も宮平も、国道329号より北側の丘陵地帯には新しい住宅やアパート、分譲マンションなどが建ち並ぶ


エリアマップ


※撮影ポイント1~3は写真1~3の撮影地点を示す

校区

小学校は、宮平が南風原小・北丘小、兼城が南風原小・津嘉山小・北丘小・翔南小。中学校は、宮平が南風原中、兼城が南風原中か南星中

家賃

新築だと、1Kは4万3千円前後、1LDKは5万~5万3千円、2LDKは6万2千~6万5千円、3LDKは6万5千~7万円ほど。築10年以上は、2LDKは5万5千~6万円、3LDKは6万8千円以内。駐車場が2台以上ある物件が人気
 

土地の価格

住宅地で1坪当たり30万円前後

宮平獅子舞を保存継承

なーでぇらシーサー館がオープン

初代の獅子は首里王府から拝領したという「宮平獅子舞」。戦争で行方不明になったが、ハワイの移民から2代目の獅子が寄贈された。長い歴史を持つ宮平獅子舞を保存・継承するため、「宮平獅子舞・伝統芸能保存継承資料館(なーでぇら シーサー館)」が昨年8月、宮平にオープンした。宮平を方言読みすると「なーでぇら」、また宮平では獅子舞を「シーサー」と呼ぶことからこの名が付けられた。荻堂自治会長は「いつか県内各地の獅子舞を集めた交流会を開きたい」と話す。


資料館に飾られた獅子。ガラスケースに入っているのが2代目。館内には舞台やホールもある
 

南風原町兼城の賃貸物件

生活便利な広々2LDK


(株)南進物産本店の仲座健作さんが薦めるのが、南風原町兼城にある「ヒルズコートB棟」だ。
2015年にできた築浅物件で、間取りは2LDK。ベランダは南東向きで明るく、対面キッチンのあるLDKは約12畳と広い。バス・トイレも別。スーパーなどの商業施設が近く、生活に便利な立地となっている。家賃は月額5万8千円で、駐車場1台付き。


<問い合わせ>
(株)南進物産本店
098-889-4007

※やーるんは、タイムス住宅新聞社のゆるキャラ。


編集/出嶋佳祐
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1680号・2018年3月16日紙面から掲載

地域情報(街・人・文化)

タグから記事を探す

この連載の記事

この記事のキュレーター

スタッフ
出嶋佳祐

これまでに書いた記事:62

編集者
「週刊タイムス住宅新聞」の記事を書く。映画、落語、図書館、散歩、糖分、変な生き物をこよなく愛し、周囲にもダダ漏れ状態のはずなのに、名前を入力すると考えていることが分かるサイトで表示されるのは「秘」のみ。誰にも見つからないように隠しているのは能ある鷹のごとくいざというときに出す「爪」程度だが、これに関してはきっちり隠し通せており、自分でもその在り処は分からない。取材しながら爪探し中。

TOPへ戻る