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2024年8月2日更新

防災ランプなど夏休みの工作に|アウトドア×減災⑰

那覇市曙にあるアウトドアショップ「燈人(ともしびと)」のスタッフ・與那嶺康貴さんが、「アウトドア×減災(災害による被害を少しでも食い止めるような行動や取り組み)」をテーマに執筆。今回は夏休みの工作にぴったりな「防災ランプ、防災キャンドル」の作り方を紹介します。

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防災ランプなど夏休みの工作に

8月に入りました。子どもたちは自由研究や工作などに取りかかる時期ではないでしょうか? そんな時期にぴったりの、防災グッズにもなる空き缶ランプやキャンドルの作り方を紹介します。親子で作って、防災リュックの中に追加しておきましょう。
 

空き缶を活用した防災ランプは缶が風よけになり、屋外で使用しても火が消えにくいです。手作りキャンドルも世界に一つだけの防災グッズになりますよ!


◆防災ランプ

以前にツナ缶をそのまま使用した即席ランプを紹介しましたが、今回は空き缶を使ったランプです。

押しピンで缶に穴を開けながら好きなイラストを描くと、炎の光がシルエットで浮かび上がります。イラストを描くのは苦手な方は、缶に描かれているイラストやロゴに沿って穴を開けるだけもカッコよく仕上がります! また、空き缶の中央に観音開きの扉を付けると、光が拡散されて明るくなります。

空き缶がキャンドルの風防になるので、屋外で使用しても消えにくいのが特徴です。ただ、アルミは熱伝導率が高く、点灯時は高温になるので注意しましょう。余力があれば、針金などで持ち手を作ると良いでしょう。

◆手作りキャンドル

次に手作りキャンドルです。材料はすべて100円ショップで調達しました!

耐熱の容器にロウソクの芯を入れ、不燃の飾りやジェルワックスなどを流し込んで固めます。割と簡単に、世界に一つだけのキャンドルがつくれます。くれぐれも大人がサポートをして、やけどに注意してくださいね。

親子で防災リュックの中身を見直しながら、工作を楽しんでみてください。

 

空き缶ランプの作り方

◆準備するもの
空き缶(アルミ缶)、油性ペン、押しピン、カッターもしくはハサミ、軍手、やすり、キャンドルなど

◆作り方
①きれいに洗った空き缶の側面に油性ペンで好きな絵を描く。
②描いた線に沿って、押しピンで穴を開ける。

③キャンドルの入り口をつくる。
上部を缶切りで開けたり、底部側面をカッターやハサミで開けたりしてつくる。カットした部分は危険なので、やすりでならしたりアルミテープなどで保護する。
※刃物を使用する際は大人がサポートし、軍手などをする ※アルミは熱伝導率が高く、点灯時は高温になるので注意。

 

キャンドルの作り方

◆準備するもの
ガラス容器、ロウソクの芯(キャンドルウィック)、ろうそく用ジェルワックス(ゼリーキャンドル)、カラーサンド、ガラスボール、不燃の飾り、割り箸など

◆作り方
①ジェルワックスを溶かす
耐熱の容器にジェルワックスを入れ、熱したホットプレートに乗せておけばきれいに溶かせる。浅めの鍋にお湯を沸かし、ジェルワックスを入れた耐熱容器を入れて湯せんで溶かす方法もある。この時、かき混ぜないようにすると泡が出ないでキレイにできる。
②ガラス容器の底にろうそくの芯を固定する
座金の部分に少量の溶かしたジェルワックスをつけると固定できる。真ん中に置いたら動かないように割り箸に挟んで固定する。
※私はろうそくの芯が手に入らなかったのでろうそくをお湯で溶かして芯を取り出して使用しました。

③カラーサンドやガラスボールを敷き詰める。
芯の周りにカラーサンドやガラスボールなど不燃の飾りを敷き詰める。※ピンセットがあるとのせた飾りを調整しやすい。
④溶かしたジェルワックスをゆっくりと流し込む。
表面に浮いてきた気泡はつまようじなどで割るときれいに消えます。※必ず大人がサポートして、やけどに注意すること。
⑤ジェルワックスが固まれば完成! 割り箸を外し不要な長さの芯を切る。



文・写真/與那嶺康貴
よなみね・やすたか/沖縄ヤマハ内のキャンプギアコーナー「燈人(ともしびと)」スタッフ。那覇市曙1-8-10、電話=098・866・5365

[HPが新しくなりました!]https://sites.google.com/view/tomoshibito/


毎週金曜発行・週刊タイムス住宅新聞
第2013号・2024年08月02日紙面から掲載

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