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2024年7月5日更新
SNSでも話題の暑さ対策グッズ|アウトドア×減災⑯
那覇市曙にあるアウトドアショップ「燈人(ともしびと)」のスタッフ・與那嶺康貴さんが、「アウトドア×減災(災害による被害を少しでも食い止めるような行動や取り組み)」をテーマに執筆。今回はアウトドアグッズとしても人気の暑さ対策グッズをいくつか紹介します。
SNSでも話題の暑さ対策グッズ
柔らかクーラーバッグ
ソフトクーラーバッグや自作の「アルミくば笠」など
これからの季節に絶対必要な「暑さ対策のあれこれ」について書いていこうと思います。
先月梅雨明けしてから、暑い日が続いています。毎年思うことなのですが、「今年はいつにも増して暑い!」。実際に日中は30度を超え、日が落ちてからも27度だったり熱帯夜だったりで、一日中暑さに注意しなければならないと感じます。
アウトドアの観点から暑さ対策の提案としては、飲み物や冷たいものの保管時に活躍する「ソフトクーラーバッグと薄い保冷剤」があると便利です。
なぜ、ソフトタイプのクーラーバッグが良いかというと、硬い箱型のクーラーボックスよりも、入れるものの形状に合わせて伸び縮みするため、内部空間を有効に活用できます。軽さも魅力で、保冷力は箱型のタイプより劣るとされていましたが、最近のクーラーバッグの保冷力はアップしています。
薄い保冷剤も軽く、クーラーバッグの中でもかさばらないだけでなく、冷凍庫に入れておいても邪魔になりにくいという利点があります。
ほかにも、モバイル扇風機や冷却スプレー、冷感接触タイプのタオルやネッククーラー、帽子の中に入れる保冷剤などが暑さ対策グッズとして並んでいます。
アルミ帽子が品切れ…
ちょっと前に、SNSで話題となっていた暑さ対策グッズが「アルミ帽子」です。その名の通り、アルミ素材でできていて直射日光を反射し、涼しく過ごせるとのこと。該当の帽子を販売しているお店に行ったのですが、話題の商品のため売り切れでした。
ということで、恒例の「ないなら作ってみよう!」。100円ショップで保冷・保温できるアルミバッグを購入し、家にあったくば笠(がさ)にかぶせました。中には頭部冷却パッドも入れました。日中の屋上でかぶってみたところ、頭や首だけでなく、笠の影になる肩まで熱がこもらない感じがしました。
外での作業時は帽子だけでなく、頭部冷却パッドやネッククーラーなども装着して熱中症に気をつけたいですね!
ただし、沖縄の夏の暑さは本当に厳しいので、そもそも暑い時間や直射日光を避けながら「よーんなーよーんなー(ゆっくりゆっくり)」お過ごしください。
SNSで話題のアルミ帽子は品切れだったので、100円均一の保冷アルミバッグと家にあったくば笠を使って自作しました
内側には頭部冷却パッドを入れています
よなみね・やすたか/沖縄ヤマハ内のキャンプギアコーナー「燈人(ともしびと)」スタッフ。那覇市曙1-8-10、電話=098・866・5365
[HPが新しくなりました!]https://sites.google.com/view/tomoshibito/
毎週金曜発行・週刊タイムス住宅新聞
第2009号・2024年07月05日紙面から掲載