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2024年8月30日更新

水の備えに便利なアウトドアグッズ|アウトドア×減災⑱

那覇市曙にあるアウトドアショップ 燈人(ともしびと)」のスタッフ・與那嶺康貴さんが「アウトドア×減災(災害による被害を少しでも食い止めるような行動や取り組み)」をテーマに執筆。今回は9月1日の防災の日を前に、備えの中で最重要な「水」の確保について紹介します。

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水の備えに便利なアウトドアグッズ

「飲料水」と「生活用水」
 

災害時の水の確保に使えるアウトドアグッズ。折りたたみのできるキーパー、ソフトボトル、浄水器など


防災における水は、大きく「飲料水」と「生活用水」に分かれます。

飲料水は「飲料用」と「調理用」に分かれ、一人当たり1日3リットルが必要と言われ、最低でも3日分として9リットルの備蓄が推奨されています。ちなみに、調理用の水には食器や食材を洗う水は含まれません。

飲料水以外にも、洗濯や水洗トイレ、入浴などに使う3日分の「生活用水」も確保しないといけません。その量は3日間で1人あたり20リットルから60リットルと言われます。そうすると3から4人家族で一般的なお風呂の浴槽分(約200リットル)が必要となります。日頃から、台風などで断水しそうなときは、湯船にお水を張って生活用水を確保しておくと良いでしょう。

飲料水は生活用水よりも確保が難しいです。長期保存の備蓄水などがあると安心ですが、かなりの量の準備が必要な上、場所も取ります。

そこで、飲料水の確保に重宝する「アウトドアグッズ」を紹介します。


容器や浄水器を備える

まずは当連載で提案した、防災グッズを透明の水筒に詰め込んだ「防災ボトル」の常備は、ボトル自体を水の確保に使えます。記事は下記URLから読めます。

また、畳んでコンパクトになるバケツはよくありますが、アウトドア用では下部に蛇口を付ければウオーターキーパーとしても使える製品が登場しています。

さらに、柔らかいけれど破けにくい素材でできた軽量のソフトボトルもおすすめです。使わない時は小さく丸めてコンパクトにすることができ、水を入れると自立します。使用頻度にあわせてサイズも豊富なのが特徴です。

そして、登山などで使用する「浄水器」もあると便利です。特にコンパクトで、市販のペットボトルの口に装着するだけの製品が人気です。当連載で、県内の湧き水をこの浄水器でろ過してみたところ、各種の細菌がしっかり除去されていることが分かりました。こちらも、記事は下記URLから読めます。

蛇口をひねれば出てくる水。スーパーにもたくさん並んでいて当たり前に手に入ります。しかし、ひとたび災害時になると確保が難しいものです。9月1日の防災の日に、改めて水を含めて備えの重要性を考えてみませんか?
 

どうしてもお湯が沸かせないときには、水だけでカップ麺を作ることができます。かやくやスープをカップに入れて、水を注ぎ30分待ちます。もちろんお湯で作った方がおいしいですが、しっかり食べられますので豆知識として覚えていてください。


2023年8月4日発行号では、携帯用の浄水器について紹介した
https://sumai.okinawatimes.co.jp/commons/special/detail/19339

2024年1月19日発行号では、防災ボトルや10年保存ができる水などについて紹介したhttps://sumai.okinawatimes.co.jp/commons/special/detail/20666




文・写真/與那嶺康貴
よなみね・やすたか/沖縄ヤマハ内のキャンプギアコーナー「燈人(ともしびと)」スタッフ。那覇市曙1-8-10、電話=098・866・5365

[HPが新しくなりました!]https://sites.google.com/view/tomoshibito/


毎週金曜発行・週刊タイムス住宅新聞
第2017号・2024年08月30日紙面から掲載

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