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2021年9月24日更新
[鳩さんのつぶやき]⑤|人の結びつきに助けられ|沖縄県宅地建物取引業協会
沖縄県宅地建物取引業協会の広報啓発委員会のメンバーが、日々の業務で感じた、よもやま話をつづります。
協力/沖縄県宅地建物取引業協会
鳩さんのつぶやき ⑤
協力/沖縄県宅地建物取引業協会
比嘉秀樹
㈱オアシス 代表取締役
沖縄県宅地建物取引業協会
広報啓発委員
人の結びつきに助けられ
みんなのまちの「オアシス」にとの思いを社名に込め、地元、宜野湾市で不動産業を営んでいます。とにかく人が好きで、頼まれたことには全力でお応えしたい性分。「人と人との結びつき」に助けられ、22年目を迎えることができました。
思い起こせば勤め人だった20代、知人のデザイナーが手掛けたシニア向けファッションショーで、高齢のモデルさんたちをサポートしたのが始まり。地元の同級生たちにも協力してもらい、仕事の合間を縫っては那覇から名護までいくつもの会場へ。モデルさんたちの笑顔と会場からの拍手、何より喜んで協力してくれた仲間との絆は、何物にも代えがたい財産となりました。
その後、皆で出場した地元はごろも祭りのカチャーシー大会は、初参加で準優勝! 受賞後に市の職員に依頼され、全国から踊り手が集まる祭りに出場することになりました。とはいえ2分半のカチャーシーを30分の演舞に仕立てるのに一苦労。メンバーの通う琉舞道場の皆さんにアドバイスいただきエイサーや琉舞を織り交ぜたことで、幕張メッセで行われた祭り当日は大盛況をおさめることができました。
すべて仕事抜きのお付き合いでしたが、つながったご縁には会社を立ち上げてからも助けられました。中でも思い出深いのは、独立当初に手掛けた誘致活動です。長田交差点から新道路が開通するのを知り「近くに小学校もできたし、ここに店舗や病院を誘致できたら雇用も生まれ地域が活性化するはず!」と妄想(笑)。市の職員だけでなく自治会長、周辺地主の方々にもご協力いただきながら奔走。宅建業協会の先輩や同期の進言などもあり、ウージ畑だった一帯にはスーパーや飲食店、薬局、小児科、アパートが並び、にぎわっています。
こうして資産活用のお手伝いから始まった当社も、今では店舗やアパートの建築をはじめ、建築した物件の管理・ガスの供給も行うまでになりました。宅建業協会はじめ商工会やJCなど30余の団体にも所属。難儀もありますが、それ以上に喜ばれ、助けられ、成長させていただける「人とのつながり」に感謝しています。
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1864号・2021年9月24日紙面から掲載