リフォーム
2015年11月13日更新
部屋数減らして広々|快適リフォーム[8]
那覇市内にある築13年の分譲マンションで暮らすKさん。「明るく広々とした空間に」と退職後、インテリアコーディネートを楽しみながら3LDKを2LDKにリフォームした。
Kさん宅 築13年 白基調にインテリアも楽しむ
13年前に購入した3LDKのマンション。「暮らしている間に衣類等が増え、収納が足りなくなり使いづらかった。退職後、生活に何か変化が欲しいという思いもあり、思い切ってリフォームすることにしました」とKさんは話す。
希望したのは、白を基調にしたシンプルでスッキリした空間。廊下とダイニング、リビングと洋室の間仕切り壁を無くし、約22畳の広いLDKが生まれた。
リビングの北側の洋室をなくし、明るく、広々とした空間に生まれ変わったLDK。掃き出し窓の外にはバルコニーが広がる。「どうしても変えられなかった茶色のサッシは、白のロールスクリーンを下ろして目隠ししています」とKさん
リフォーム前
写真左側がリビングで、右側は和室。リビングの左奥には、洋室があった
Kさんのお気に入りはキッチン。つり戸棚を取り払い、「ショールームで見て一目ぼれした」というアイランドキッチンに変更。使い勝手が良く、圧迫感もなくなった。キッチン扉のカラーに合わせた側面のラベンダー色の壁が、空間に彩りを添える。
廊下とダイニングの間にあった壁とドアを取り払い、オープンな空間に。つり戸棚を取り払い、キッチン本体をアイランド型に換えることで、圧迫感の解消と使い勝手の向上を図った。キッチン扉のラベンダー色に合わせ、キッチン側面の壁=写真右手前=は同色のクロス貼りに。キッチン上部の梁は、淡いイエローにレース柄の入ったクロスで、遊び心を持たせた。 正面奥に見えるトイレと洗面室の扉は白の塩ビシートを貼り、統一感を持たせた。
リフォーム中
キッチンはもともと対面式で、腰壁とつり戸棚があった。
リフォーム前はダイニング=写真左側=の正面に壁とドアがあり、廊下と仕切られていた。写真は、その壁を取り払った状態
洗面室やトイレは、壁のクロスを貼り替えてイメージチェンジ。洗面台は既設の収納付き3面鏡を撤去し、前面のみ鏡張りに。サイドの収納棚もスペースに合わせて新調した
床材やクロス、照明、家具などはインテリアコーディネーターと相談しながら一つひとつ選んだ。リビング南側にあった和室をウオークインクロゼットに造り替えたことで、収納不足も解消できた。
リフォームして1年。Kさんは「少しずつ空間に似合うアイテムを増やしたり、手を加えながら楽しんでいます」と笑顔を見せた。
DATA
施工面積:73.14㎡(22.12坪)
躯体構造:鉄筋コンクリート造(マンション)
築年数:13年
工 期:2.5カ月
設計・施工:㈲エヌ・シー・エス(電話=098・889・8875)
インテリアコーディネーター:アドヴァンスプラン 根路銘恵子(電話=090・7587・3603)
編 集/比嘉千賀子
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「快適リフォーム<8>」第1558号・2015年11月13日紙面から掲載
この連載の記事
この記事のキュレーター
- キュレーター
- 比嘉千賀子
これまでに書いた記事:152
編集者
住まいと暮らしの情報紙「タイムス住宅新聞」元担当記者。猫好き、ロック好きな1児の母。「住まいから笑顔とHAPPYを広げたい!」主婦&母親としての視点を大切にしながら、沖縄での快適な住まいづくり、楽しい暮らしをサポートする情報を取材・発信しています。