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2015年10月9日更新

パリの雰囲気を演出|快適リフォーム[7]

浦添市に築24年の中古マンションを購入した加納さん(40)。パリをイメージした、ヨーロピアンビンテージな空間にリフォームした。

加納さん宅 築24年 自然素材と色使いがポイント


加納さん夫妻が暮らすのは築24年、2LDKのマンション。「住宅ローン減税が適用される築25年以内の物件で、立地、眺望が気に入って購入しました。間取りはほとんど触らず、再利用できる資材も多いなどリフォーム費用を抑えられるのも魅力でした」と加納さんは話す。

室内は、新婚旅行で訪れたフランス・パリをイメージ。建築会社に勤め、インテリアコーディネーターの資格を持つ加納さんがしつらえた。床は既設の無垢のフローリング材の表面を研磨して、オイル仕上げに。壁は赤みがかったベージュを基調に、各部屋にアクセントカラーを取り入れた。

「ビンテージ感を演出するため、壁や建具は、体に優しい自然塗料で発色がきれいなポーターズペイントで仕上げました」。

鮮やかなブルーの壁とアンティークレンガが目を引くリビングは、和室を変えて生まれた。ソファに腰掛け、愛猫を愛でるひとときが夫婦の楽しみでもある。加納さんは「家のどこにいても家族の気配が感じられ、リラックス感がある。

長く使えるようにと選んだ家具や設備が時間を経て味わいを増し、空間を彩っていくのも楽しみ」と笑顔を見せた。


鮮やかなブルーのアクセントウオールとテレビボード背面のアンティークレンガでビンテージ感を演出したリビング。間接照明が、柔らかで落ち着きのある雰囲気を醸し出す

リフォーム前

以前は和室だった(佐平建設提供)




キッチン本体はステンレス製のアイランド型に。木とアイアンを組み合わせたダイニングテーブルとともに、素材感が楽しめるアイテムを選んだ。






リフォーム前

リフォーム前はリビングダイニングに向けて対面式だったキッチン


バルコニーにウッドデッキ   L字型になったバルコニーにウッドデッキを敷いたことでLDKとのつながりが生まれ、空間に広がりが出た。「ホームパーティーをしたり、人が集える場所にできれば」と加納さん。


寝 室  既設のクロゼットの扉を4枚の両開きに変え、ドアと壁をペイントして、かわいらしい空間に生まれ変わった。ドアには愛猫用の出入り口も設けられている。


リフォーム前は、白壁に茶色の建具とシックな印象の寝室






DATA
家族構成:夫婦、猫
施工面積:82.86㎡(25.1坪)
躯体構造:鉄筋コンクリート造(マンション)
築年数:24年
工 期:2カ月
設計・施工:㈱佐平建設(電話=098・941・2222)
加納賢一

 

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編 集/比嘉千賀子
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「快適リフォーム<7>」第1553号・2015年10月9日紙面から掲載




 

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住まいと暮らしの情報紙「タイムス住宅新聞」元担当記者。猫好き、ロック好きな1児の母。「住まいから笑顔とHAPPYを広げたい!」主婦&母親としての視点を大切にしながら、沖縄での快適な住まいづくり、楽しい暮らしをサポートする情報を取材・発信しています。

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