ようこそ♪DIYの世界へ ビンテージ風にリフォーム|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

沖縄の住宅建築情報と建築に関わる企業様をご紹介

タイムス住宅新聞ウェブマガジン

リノベーション

DIY

2020年9月11日更新

ようこそ♪DIYの世界へ ビンテージ風にリフォーム

#30 本連載講師の島袋さんが手掛けた物件などを事例に、DIYのポイントを紹介する。連載最後となる今回はビンテージ風にリフォームした島袋さん宅。

 島袋清成さん宅 


before


新品でも古く見せる
自宅の一室を、「男前インテリア」をテーマにリフォームしてみました。
壁紙は一般的な白いクロスだったのを、レンガ模様に。部屋の中で最も面積が大きい分、壁紙を変えるだけで部屋の印象がガラッと変わります。原状回復しやすいように、はがせるのりで貼りました。

格子の窓枠はサッシを隠すため。壁紙や家具で部屋の雰囲気を古めかしくしても、サッシが見えているだけで台無しになります。既存の窓枠に格子をはめ込んでいるだけなので、これも簡単に原状回復できます。

蛇腹式のアームが付いた照明は、ライトと、ミラーのアーム部分を合体させました。どちらも新品でしたが、部屋の雰囲気に合わせるため、ビンテージ風に塗装し直しました。
方法は、まず「塗装はがし液」を使って塗装を浮かせ、スクレーパーや金ブラシで削り取ります。このとき、既存の塗装の一部をあえて残すことで、より古い感じが出せます。そして、オイルステンを塗ってくすませれば完成です。

最後に、これまで2年半かけてDIYの基礎を紹介してきましたが、それらを全て習得しても壁にぶつかることが必ず出てきます。ですが、そんなときにどう解決するか考えるのがDIYの醍醐味です。完成すれば達成感も味わえます。これからも自分なりに発展させながら、DIYを楽しんでください。


 ポイント1  サッシ隠す格子

格子が視線を引きつけ、アルミサッシはあまり目立たない

窓枠より数ミリ小さいサイズの格子の枠を作り、はめ込んだだけ。しかし、格子が視線を引きつけるので、アルミサッシが目立ちにくくなる。また、格子の一部が手前に傾くようになっているため奥行きも出る。
万が一、サイズが小さ過ぎて格子の枠が倒れてしまう際は、隙間にくさびなどを入れて固定するといい。


▲▼室内側に傾けられるようにすることで、奥行きが出る



 ポイント2  2製品組み合わせ、ビンテージ風に塗装した照明


「蛇腹式のアームがついたライトがほしいな」と思い、二つの製品を合体。かさ付きのライトと、アーム付きミラーのアーム部分だけを組み合わせた。
まず、アームからミラーを取り外し、代わりにライトを取り付ける。このとき、それぞれの構造やおおよその大きさを、事前に写真などで細かく確認しておかないと、ライトとアームの接合部が合わなくなるので注意。
部屋全体の雰囲気に合わせるため、ビンテージ風に塗装。かさは「塗装はがし液」で塗装をはがし、アームは所々にゴールドの塗装をした上で、それぞれオイルステンを塗って仕上げた。


▲▼組み合わせる前のライトとアーム付きミラー



 ポイント3  レンガ模様の壁紙


レンガが立体的に見える壁紙をインターネットで購入し、部屋全体に施した。壁紙と壁紙の継ぎ目で、模様がずれないようにするのがポイント。せっかく本物のレンガのように見える模様でも、少しずれてしまうだけで偽物っぽくなり「壁紙感」が出てしまう。
また、はがせるのりで貼り付けたので原状回復可能。再び雰囲気を変えたくなった際も変えやすい。
既存の窓枠も、あとではがせる黒いシートを貼り、全体の雰囲気になじませている。



ビンテージ風に塗装し直す
材料
・鉄製かさの照明
・塗装はがし液
・オイルステン


鉄製かさの照明


使う道具
・マスキングテープ
・筆、ハケ
・ビニール手袋
・スクレーパー
・金ブラシ


スクレーパーと金ブラシ

①塗装をはがさない部分をマスキングテープで養生する
※かさが取り外せるなら、取り外せばOK




②塗装をはがす部分に「塗装はがし液」を塗る。強い溶剤なので、手袋をして作業する


③塗装はがし液が乾ききらないうち(10~15分程度)にスクレーパーや金ブラシで塗装を削り落とす


④被膜が厚いときなど、1回で塗装が落とし切れない場合は、②③の作業を数回に分けて行う


⑤オイルステンを塗る


⑥すぐに⑤のオイルステンを拭き取る


⑦拭き取った様子。細かい傷とくすんだ感じが新品とは思えない


⑧養生テープを外せば完成



島袋清成(しまぶくろ・きよなり)/INTERIAN代表、インテリアデザイナー。家具デザインを得意とし、インテリアをトータルで提案する。トリップショットホテルズ・コザのリノベーションも手掛けた。
050-1240-4059


<ようこそ♪DIYの世界へ 過去記事一覧>


編集/出嶋佳祐
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1806号・2020年8月14日紙面から掲載

この連載の記事

この記事のキュレーター

スタッフ
出嶋佳祐

これまでに書いた記事:108

編集者
「週刊タイムス住宅新聞」の記事を書く。映画、落語、図書館、散歩、糖分、変な生き物をこよなく愛し、周囲にもダダ漏れ状態のはずなのに、名前を入力すると考えていることが分かるサイトで表示されるのは「秘」のみ。誰にも見つからないように隠しているのは能ある鷹のごとくいざというときに出す「爪」程度だが、これに関してはきっちり隠し通せており、自分でもその在り処は分からない。取材しながら爪探し中。

TOPへ戻る