不動産のプロ活用で安心|不動産コンサルティングマスターの土地活用の手引き[7]|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

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2017年10月6日更新

不動産のプロ活用で安心|不動産コンサルティングマスターの土地活用の手引き[7]

今回は、不動産売買の仲介において大切なことを、日本と米英の不動産取引の状況を比較しながらお伝えします。

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不動産売買仲介について考える

家は一生に一度の買い物!と聞くことがあります。人の一生において、いかに不動産取引の経験が少ないのかを物語っている言葉だと思います。
過去1年間に、沖縄県内でどれだけの不動産取引が行われているかを調べてみました。国土交通省統計によると、2016年度の土地取引件数は1万5399件。県内の不動産業者数のほぼ10倍に匹敵する数字となっていました。

顧客の満足を最優先に

不動産の売り主や買い主は、どのようにして仲介する不動産会社を選んでいるのでしょうか? 取引に関して安全で安心できる不動産会社を選ぶために、あらゆる媒体から情報を得たり、知人に紹介してもらう場合がよくあると聞きます。
不動産売買の仲介では、最近よく話題に取り上げられている「囲い込みによる両手仲介手数料」=用語解説参照=問題があります。売り主、買い主の利益が最優先されているかが問われている問題です。
日米英の不動産取引体制の違いを見てみましょう=左図参照。米英では、売り主買い主双方に専門家が代理として付いていて、客観的な視点での専門的な取引が進められています。図を見ると不動産会社に依頼をするという意識ではなく、売り主、買い主双方が実績などを基に、個人の専門家に依頼して不動産売買を行う構図です。専門的な問題が絡む取引に関して、専門家が代理人となって交渉などを行いますから、最後まで安心して取引を見守ることができるシステムになっています。
日本における不動産売買の専門家が、私たち不動産コンサルティングマスターです。不動産売買の仲介における不動産コンサルティングマスターの受注経路や取引状況を調べてみると、既存のクライアント(顧客)から派生するケースが多く見受けられます。
ある不動産コンサルティングマスターは、同じ人から20件もの不動産売買仲介取引に結び付いた事例があったと報告しています。このことから、不動産売買仲介においても、不動産コンサルティングマスターの目指す「顧客満足度の追求」がいかに重要かが分かります。
 

図/日米英の中古住宅取引の体制





[文]
金城久雄(きんじょう・ひさお)
1963年、嘉手納町出身。(有)iホーム不動産コンサルティング代表取締役。狭小地有効活用や住宅プランニングを数多く手掛ける。沖縄県不動産コンサルティング協議会理事。

沖縄県不動産コンサルティング協議会
098-861-3402
http://okinawa-consul.com/wp/



<不動産コンサルティングマスターの土地活用の手引き>


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞 第1657号・2017年10月6日紙面から掲載
毎月第1週に掲載

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比嘉千賀子

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編集者
住まいと暮らしの情報紙「タイムス住宅新聞」元担当記者。猫好き、ロック好きな1児の母。「住まいから笑顔とHAPPYを広げたい!」主婦&母親としての視点を大切にしながら、沖縄での快適な住まいづくり、楽しい暮らしをサポートする情報を取材・発信しています。

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