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お住まい拝見

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2018年8月17日更新

海望む爽やかな空間|アーキデザインワークス一級建築士事務所

[お住まい拝見・景色と高低差を生かして]敷地の高低差を生かし、地階に駐車場を設けたNさん(43)宅。生活の場となる1階は白一色の爽やかな空間。リビングからは海も見え、「景色の良さは特権」と話す。

1階のリビングダイニングは、白で統一したスタイリッシュな空間。中央部分をはめ込みにした大きな窓の外にはウッドデッキが続き、芝庭越しに海も見えて気持ちがいい
1階のリビングダイニングは、白で統一したスタイリッシュな空間。中央部分をはめ込みにした大きな窓の外にはウッドデッキが続き、芝庭越しに海も見えて気持ちがいい

 

家事も子育ても楽しく

Nさん宅
RC造/自由設計/家族5人

南城市の丘の上に建つNさん宅。前面道路から緩やかに上る広い芝庭と箱型の白い建物が、青空に映える。
地階にある駐車場の脇から階段を上り、生活スペースの1階へ。室内は白で統一され、スタイリッシュ。夫人(37)が「オープンハウスで見て一目ぼれした」というキッチンを家の中心に据え、正面に子ども室、両サイドに家事・学習スペースとリビング・ダイニングを設けたオープンな造りだ。共働きで6歳、4歳、2歳の二男一女を育てる。「小さい子がいるので目が離せない。遊んでいてもテレビを見ていても顔が見えるし、料理をしながら長男の宿題にも対応できます。子どもたちも安心みたい」
リビングの大開口からは庭越しに海も見える。「ぜいたくな景色は田舎の特権。リビング脇の和室で本を読みながら、遊んでいる子どもたちを見るのが楽しい」とNさん。
リビングから続く全面木張りのウッドデッキは、子どもたちのお気に入り。「次男はウッドデッキが大好き。休みの日にはデッキに腰掛けて、朝ごはんを食べています」と夫人はほほ笑む。



リビングからキッチンと子ども室を見る。キッチンを挟んで手前がダイニング、奥は家事・学習スペースになっている


キッチン正面にある子ども室。将来は3部屋に仕切る予定

 

洋風の家に憧れて

長男の小学校入学に合わせて、Nさんの実家に近い父親所有の土地に家を建てた。
「私の実家は瓦ぶきで、すべて和室だったので、洋風でスタイリッシュな家に憧れていました」と夫人。理想にぴったり合った住宅建築を手掛ける建築士に出会い、設計を依頼した。
「掃除が苦手で、生活感が出るのも好きではないので、収納をたくさん作ってもらいました。物を隠しながら必要な物はすぐに取り出せて、掃除もサッとできるから家事が楽になりました」。
北側の隣地にはNさんの弟の家が建つ。「いとこ同士よく行き来しています。みんな集まって庭でワイワイ遊んで楽しそう」。子どもたちも伸び伸び育っている。



リビング外側のウッドデッキは子どもたちの格好の遊び場



ここがポイント
3メートルの高低差利用 南の大開口で変化

南側に海を望み、西側の前面道路とは約3メートルの高低差がある敷地。その特性を生かすため建築士の佐久原好光さんは、地階に駐車場を設け、1階に居住スペースをまとめた平屋のような空間を提案した(断面図参照)。
1階の室内はキッチンを部屋の中心に設け、リビング、子ども室、家事・勉強スペースを見渡せるように設計。「海が眺められるようリビングは南側に配置して、大開口を設けました。窓は風圧を考慮して、通常よりも厚い12ミリのガラスを採用しています」と佐久原さん。逆に入日を考慮して西側は閉じ、随所に天窓や高窓、光庭を設けて柔らかな光を室内に取り込む。
建物の形はコストを考えてシンプルな箱型に。仕上げは内外装ともに白が基調のため、リビングの大開口の外側に設けたウッドデッキに工夫を凝らした。「外観を印象付けるアクセントになるよう、床、壁、天井と板張りにしました」
収納のアイデアも光る。玄関のシューズクロークはキッチンに通り抜けられるようになっていて、買い物も楽に運び入れられる。また子ども室は将来、3部屋に仕切ることを想定。それぞれのスペースに床下収納を設けて、収納量を確保した。



リビングは傾斜屋根にして天井高を上げ、北側に高窓を設けて光を取り込む。奥に続く和室はカラー畳を敷いて、スタイリッシュな空間になじませた。将来、仏壇を置けるように収納が設けられている


ウッドデッキの木目がアクセントになった南側の外観。庭は敷地の傾斜をそのまま生かして芝生を敷き詰めた


地階・駐車場の上部に位置する洗面・浴室も、白で統一してすっきり。浴室の奥の物干し場はサンルームになっているから、天気を気にせず洗濯物が干せる



 

[DATA]

家族構成 :夫婦、子ども3人
敷地面積 :513.42平方メートル(155坪)
地階床面積:24.50平方メートル(7.4坪)
1階床面積:92.82平方メートル(28坪)
建ぺい率 :21.37%(許容70%)
容 積 率:18.28%(許容200%)
用途地域 :無指定(住居環境保全地区)
躯体構造 :鉄筋コンクリート造壁式
設  計 :アーキデザインワークス  一級建築士事務所 佐久原好光、中村夏美
構  造 :一級建築士事務所ASDplanning
施  工 :(株)紀建設
電  気 :日章電気工業(株)
水  道 :(株)琉泉設備



[設計・問い合わせ先]

アーキデザインワークス一級建築士事務所
098-890-1288
http://www.archi-dw.com



お住まい拝見|暮らし方いろいろ!住まいの事例集!|沖縄


撮影/矢嶋健吾 ライター/比嘉千賀子
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1702号・2018年8月17日紙面から掲載

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この記事のキュレーター

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比嘉千賀子

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編集者
住まいと暮らしの情報紙「タイムス住宅新聞」元担当記者。猫好き、ロック好きな1児の母。「住まいから笑顔とHAPPYを広げたい!」主婦&母親としての視点を大切にしながら、沖縄での快適な住まいづくり、楽しい暮らしをサポートする情報を取材・発信しています。

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