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2023年7月28日更新

[お住まい拝見+]既存生かし快適も見せ場も|(株)アーキラボラフィット

「お住まい拝見」で掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわり、記者がおもしろいと感じたポイントなどを紹介する。(紙面連載「今月の表紙から・2023年7月」より転載)

既存生かし快適も見せ場も

リビングからスタディースペース、子ども室を見る[お住まい拝見+](株)アーキラボラフィット
リビングからスタディースペース、子ども室を見る。壁で完全に仕切らず視線が抜けることで、開放感と安心感をもたらす

スタディースペースと子ども室を仕切る壁には木製の内窓を取り付けた[お住まい拝見+](株)アーキラボラフィット
スタディースペースと子ども室を仕切る壁には木製の内窓を取り付けた。キッチンからも子どもたちの様子が分かる


7月7日号「職住一体でつながり密に」
上原さん宅/(株)アーキラボラフィット


アパート2室をつなげ、カフェのような職住一体型住宅にリノベーションした上原さん宅。既存の間取りや柱を生かしたみせる仕掛けで、おしゃれ度と快適さを高めている。リビングとスタディースペースを仕切る壁は、取り除けない柱を利用したもの。リビング側には、スギ材をモザイク状に貼り付けアクセントに。側面には壁の厚みを利用してニッチを設けることで、圧迫感を和らげつつディスプレーも楽しめるようにした。既設を利用した玄関は、傘など置き場に困る小物が収まる収納を設け、土間には愛犬をモチーフにしたプレートも埋め込んだ。子ども室の壁には木製の内窓を設置。家族を身近に感じる空間になった。

 
スギ板を立体的に貼ったリビングのソファ背後の壁[お住まい拝見+](株)アーキラボラフィット
スギ板を立体的に貼ったリビングのソファ背後の壁。愛犬の股関節への負担を考慮して選んだ床材・アカシアと相まって、温かみを感じるアクセントに。ニッチが壁の圧迫感を和らげる


自宅用の玄関[お住まい拝見+](株)アーキラボラフィット
自宅用の玄関。天井まである扉付き収納の脇にはポールを取り付け、雨具掛けに。土間のアクセントになっているのは、愛犬・小梅ちゃんがモチーフの真ちゅうプレート

取材/比嘉千賀子(ライター)
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1960号・2023年7月28日紙面「今月の表紙から・2023年7月」より掲載

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