お住まい拝見+
2022年2月25日更新
[お住まい拝見+]古さと手仕事を楽しむ
[お住まい拝見+]このコーナーでは、「お住まい拝見」や「こだわリノベ」で、掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわり、記者がおもしろいと感じたポイントなどを紹介します。(紙面連載「今月の表紙から 2022年2月」より掲載)
古さと手仕事を楽しむ
ダイニング・キッチンの一角。1950年代のアメリカを意識しており、「エメラルドグリーンの壁と、赤い家具との組み合わせが1950年代っぽい」と直也さん
2月25日号「独特な造りに夫婦らしさを」
宮國さん宅/㈱アートアンドクラフト
築30年超のテラスハウスを購入しリノベーションした宮國さん夫妻。住宅以外でも古いものを大切にしていたり、自分で手を加えたりしながら暮らしている。
ダイニング・キッチンの一角には、直也さんのレコードやプレーヤーなどが置かれ、家と同年代のロック音楽などが流れている。
一方、南海さんは踏み台を自分で塗装したり、割れた食器類を金継ぎで修復。「普段の仕事がプロダクトデザインという新しいものを作ることなので、趣味としてちょうどいい」と話し、楽しみながら取り組んでいる。
1階ワークスペース。右手の机は南海さんが手作りしたもの。パソコン用のイスは学生時代から使っているという
直也さんの趣味室。天井や壁に貼られた防音材など、全て自分で手掛けた。直也さんは「ベースの練習をしたり、ホラー映画を見るのにピッタリです」
南海さんが金継ぎで修復した食器
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1886号・2022年2月25日紙面
「今月の表紙から 2022年2月」より掲載
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この記事のキュレーター
- スタッフ
- 出嶋佳祐
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編集者
「週刊タイムス住宅新聞」の記事を書く。映画、落語、図書館、散歩、糖分、変な生き物をこよなく愛し、周囲にもダダ漏れ状態のはずなのに、名前を入力すると考えていることが分かるサイトで表示されるのは「秘」のみ。誰にも見つからないように隠しているのは能ある鷹のごとくいざというときに出す「爪」程度だが、これに関してはきっちり隠し通せており、自分でもその在り処は分からない。取材しながら爪探し中。