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2021年8月27日更新

[お住まい拝見+]長いベンチで安定感

[お住まい拝見+]このコーナーでは、「お住まい拝見」で掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわり、記者がおもしろいと感じたポイントなどを紹介します。(紙面連載「今月の表紙から 2021年7・8月」より掲載)

長いベンチで安定感

建物を囲むベンチ。2階テラスが庇として日陰を生むため、テラスの幅は約1.3メートルと広い
建物を囲むベンチ。2階テラスが庇として日陰を生むため、テラスの幅は約1.3メートルと広い



1860号「つながり多い2階建て」
Nさん宅/門一級建築士事務所

ワンフロアで広々した1階と2階を、すのこ状の床でつなぐなど、室内全体に一体感があるNさん宅。外回りにも違った種類のポイントがある。

例えば、家をぐるりと囲むベンチ。建築士の金城豊さんは「庭で遊ぶ時に腰掛けられるだけでなく、建物をコンパクトに見せつつ安定感を出すことにも一役買っている」と説明する。

玄関前の花壇は、土を押し固めて作る「版築」という手法で作られたもの。手掛けた造園会社・艸木(そうもく)の菊地洋樹さんは「15センチほどの厚みでも崩れないよう、Nさん宅ではセメントも混ぜることで強度を高めた」と話した。

「版築」の手法で作られた花壇。地層のような見た目が印象的「版築」の手法で作られた花壇。地層のような見た目が印象


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1860号・2021年8月27日紙面「今月の表紙から 2021年7・8月」より掲載

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出嶋佳祐

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編集者
「週刊タイムス住宅新聞」の記事を書く。映画、落語、図書館、散歩、糖分、変な生き物をこよなく愛し、周囲にもダダ漏れ状態のはずなのに、名前を入力すると考えていることが分かるサイトで表示されるのは「秘」のみ。誰にも見つからないように隠しているのは能ある鷹のごとくいざというときに出す「爪」程度だが、これに関してはきっちり隠し通せており、自分でもその在り処は分からない。取材しながら爪探し中。

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