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2022年6月10日更新

【沖縄】イマドキ|ホームシアター&オーディオ入門編④

今回はアンプの話から少し離れて、ホームシアターの歴史を紹介します。ビデオデッキやDVDプレーヤー、サラウンドアンプなど家電の普及や大ヒット映画などの影響を受けながら進化を続けています。

イマドキ
 ホームシアター&オーディオ入門編④ 

「スター・ウォーズ」や「バットマン」がターニングポイント

映画音響の進化 家庭にも波及

 ビデオから始まり 
ホームシアターの進化に最も大きな影響を与えたのは、1976年ごろ、家庭用のビデオデッキが発売されたことでしょう。以降、メーカーの日進月歩の開発や競争によって高画質、高音質化が図られていきます。

80年ごろにはレンタルビデオ店が登場し、普及に一層の拍車がかかります。さらに同年代には、DVD・ブルーレイの母体とも言える「レーザーディスク」が発売になります。今や死語になってしまいましたが、画期的なものでした。

そのころから、手持ちのステレオにビデオやレーザーディスクをつないで楽しむ人が増えてきました。

また、大画面で見たいという声に応え、テレビの大型化も進みます。当時、業務用だったプロジェクターを家庭で使用する人も出てきました。これが、ホームシアターの創世記と言えるかもしれません。



ビデオからレーザーディスク、DVD・ブルーレイへ

1976年ごろに家庭用のビデオデッキが登場。オンタイムでしか見られなかったテレビ放送を自由な時間に見られるのは画期的だった。次にレーザーディスクが発売になる。ディスクはDVDと比べると3倍近い大きさだった。個人でソフトを所有できるようになったことがホームシアターの普及に大きく影響している



 現代は「音響の3D」 
音響面では1977年、アメリカで公開された、「スター・ウォーズ」が大きなポイントとなりました。この映画に採用されたのが「ドルビーシステム」と呼ばれる、録音時や再生で発生する雑音を抑えるサラウンドシステムでした。

現在、幾多のサラウンドシステムが混在しますが、「ドルビーシステム」は映画音響の中心となっていきます。アカデミー賞の会場が「ドルビーシアター」で行われていることからも、映画界に深い関わりを持っていると言えるでしょう。

家庭用でも、80年ごろについにサラウンドアンプが登場します。以降、映画の音響の発展を後追いするかのように家庭用サラウンドアンプも進歩、発展していきます。

まず、前方2チャンネル・後方1チャンネル(モノラル)の3チャンネル構成から始まり、左右を分離させた現在の5チャンネルのサラウンドの基礎も生まれていきます。しかし、この頃はアナログ回路のままでした。

92年に公開された「バットマンリターンズ」で、世界初の「ドルビー・デジタル」が上映されます。デジタル音声を記録して再生するシステムで、従来のアナログ回路に比べ、雑音の少なさや分離感など、圧倒的な差がありました。また、低音部に独立した効果音を挿入でき、一層の迫力を生み出せるようになり、家庭用サラウンドもその恩恵を受けることとなります。

そして、2004年に登場したブルーレイでは、高音質技術を搭載した「ドルビートゥルーHD」「ドルビー・アトモス」が採用されました。5・1チャンネルのスピーカーに、2~4個の天井スピーカーを追加することで、“音響の3Dシステム”とも言える立体的なサラウンドが体感できます。

最新の配信コンテンツやブルーレイでは昔、モノラルだった映画を、最新の5・1サラウンドで見ることができます。それも現代のホームシアターの楽しみと言えるでしょう。




最近人気のホームシアターは天井にもスピーカーを設置した「ドルビーアトモスサラウンド」。イラストはスピーカー七つにウーファー一つ、天井スピーカー四つの7・1・4ch




とうやま・ひろと/アバック沖縄店長。40年以上、オーディオやホームシアターの仕事に携わる。県内で手掛けたホームシアターは700件以上。好きな映画はレオン、ブレードランナー、グラディエーター。
◆アバック沖縄店 那覇市銘苅323-1
☎098・943・9178

 

毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1901号・2022年6月10日紙面から掲載

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