家づくり
2021年11月19日更新
[沖縄]おうち時間を充実|インターネット編(中)
少子高齢化で高齢者の独り暮らしが増加傾向にあります。その上、新型コロナウイルスの影響で離れて暮らす親と合うことができず、安否の確認が難しい状況にあります。今回はスマホアプリや、多様なモノを通信でつないだIoT機器などを使った見守りサービスをご紹介いたします。
※防犯カメラを設置し、スマホでカメラの映像を確認することでも安否確認はできますが、プライバシーの観点から今回は除いています。
見守りサービスいろいろ
スマホやIot活用も今や常識
人感センサー&非常ボタンで見守り
「スリーS(㈱オリバー)」
人感センサーで室内の人の動きをキャッチ。一定時間、動きを検知しない場合や利用者が非常ボタンを押した際に、見守り者へメールで通知する仕組みです。人感センサーを内蔵した端末の設置が必要ですが、通信回線は不要。電源さえあれば利用可能です。
電球の入・切 スマホにお知らせ
「住みんちゅみまもり電球(興産アメニティ)」
トイレや玄関などに専用の電球を設置すれば、電球が一定時間電気がつかない場合や、逆につけっぱなしの場合にスマホアプリ(goo of things)にお知らせする仕組み。電球の入・切の履歴情報を確認できるため、ライフスタイルも把握できます。
新聞配達時に見守り
「高齢者見守りサービス(沖縄タイムスなど)」
新聞がたまっているなど配達員が異変を感じた際、指定連絡先に連絡します。新聞購読者は無料で利用できるサービスです。
ドアの開閉を検知してお知らせ
「leafee・リーフィー (Strobo)」
玄関ドアやトイレのドアにセンサーを設置。ドアの開閉を検知してLINEでお知らせします。LINEグループを使えば、家族や兄弟と一緒に見守りすることができます
離れて暮らす親だけでなく、一緒に住んでいる子どもでも留守番させているときは心配です。
アプリやGPSを使って、お子さまの帰宅や外出の状況を確認できる方法も紹介します。
子どもにスマホを持たせていない場合
「goo of thingsいまここ(goo)」
ランドセルなどに「いまここGPS」を付けることで、居場所や行動履歴が確認できます。子どもが頻繁に行く場所(学校や塾など)をスポット設定しておけば、そこに到着したことやそこから出たことをスマホに通知します。週に1度程度の充電で利用可能です。
スマホを持たせている場合
「Zenly・ゼンリー(Zenly)」
「Zenly」のアプリを入れることで、子どもの位置情報が把握できます。現在位置の表示は許可制にすることも可能。プライバシーにも配慮しています。お互いが納得できるルールを作って活用することで、安全とプライバシーを両立することができます。
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まとめに…
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執筆者/比嘉優貴
ひが・ゆうき/那覇市の興産アメニティ㈱の代表取締役社長。アパートやマンション向けのインターネットサービスを手掛ける。
那覇市真嘉比2-4-1(205)
TEL:098・882・1717
https://kosanamenity.com/
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1872号・2021年11月19日紙面から掲載