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2018年5月18日更新

洗浄力は縦型 乾燥重視はドラム|気になるコト調べます!㊵

育ち盛りの子どもがいる家庭や大家族、共働きの家庭で頭を悩ませる家事の一つが洗濯。特に梅雨時は、洗濯物が乾かず困ったということも多い。ベスト電器美里店の宮里聡店長は「洗浄力重視なら縦型、乾燥機能重視ならドラム式がお勧め」とアドバイス。洗濯機選びのポイントやトレンドについて聞いた。

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ライフスタイルで選ぶ“イマドキ”の洗濯機

縦型とドラム 違いは洗い方
洗濯機には縦型とドラム式があるが、大きな違いは洗浄方法にある。

縦型は洗濯槽の底についているハネを回し洗剤の混ざった水流で「もみ洗い」するため、洗浄力が強い。ドラム式は、洗剤をあらかじめ溶かした洗剤液で洗濯物を上下に回転させながら「たたき洗い」するため、縦型に比べると洗浄力は落ちるものの、形崩れしにくく水が少なくて済むメリットがある。それぞれ得意とする汚れが違い、「縦型は泥汚れなど固形の汚れに強いため、育ち盛りのお子さんがいる家庭におすすめ。ドラム式は皮脂汚れが気になる中高年層にお勧め」と宮里店長は話す。

梅雨時に便利な「乾燥機能」で選ぶなら「断然、ドラム式」とも。縦型もドラム式も温風を当てて乾燥させるのは同じだが、「ドラム式は上に持ち上げられた洗濯物の間に温風が行き渡り、乾きやすい。一方の縦型は、洗濯槽の壁に洗濯物が張り付いた状態で温風が当たるため、ドラム式に比べると乾きにムラが出やすい」と説明する。乾燥方法もさまざまあるが、「ヒートポンプ式やヒートサイクル式なら、60~65度の低温乾燥で衣類が縮みにくく電気代もかからない」。

トレンドは「清潔」
近年の洗濯機のトレンドは「清潔」。溶け残った洗剤が洗濯槽に付着するとカビが発生するため、洗濯槽の外側を自動で掃除する機能がついたタイプや、洗濯槽の横穴をなくして外側に汚れをつきにくくし除菌イオンをあてるタイプなどがある。

また液体合成洗剤や柔軟剤を入れておけば、最適な量を自動投入する機能や、スマートフォンのアプリと連携して外出先から洗濯の仕上がり時間の設定や変更ができる機能を搭載するなど、洗濯をより効率化できるハイテク機能付きも登場している。

宮里さんは「子どもの有無や家族の人数、共働きか否か、集合住宅か持ち家かによっても適するタイプは変わる。初期コストだけでなく電気代などのランニングコストも考慮して選んで」とアドバイスした。


▲Panasonic  NA-VX9800L
ドラム式洗濯乾燥機。洗剤液を泡立てることで繊維の奥まで浸透させ、エリの皮脂汚れや袖口の汚れも落ちやすく。水温が15度以下なら自動で水温を上げ、汚れ落ちをアップさせる。液体洗剤や柔軟剤の自動投入機能付きで、スマートフォンで外出先からの操作も可能。洗濯のたびに洗濯槽を洗浄し、微細なイオンで除菌も行う。洗濯・脱水容量11キロ、乾燥容量6キロ。相場は27万円前後。



▲日立  BW-DV90B
縦型洗濯乾燥機。洗濯・脱水容量9キロ・乾燥容量は5キロ。大容量のシャワーで衣類に洗剤液をたっぷり散布し、泥汚れもエリ・袖汚れも落ちやすく。汚れの量が多いと判断したら自動で「洗い」を最大10分延長する。衣類を温め、温風と温水のミストを吹き付けることで、黄ばみ予防や部屋干し臭の抑制もできる。傷つきにくくスタイリッシュなガラストップデザインも特長。相場は12万円前後。



▲SHARP  ES-P110
ドラム式洗濯乾燥機。前面に採用したハーフミラーガラスで、一見洗濯機とは思えないデザイン。電源OFF時は表示のないガラストップ、電源を入れると操作に必要なタッチキーが光る。ヒートポンプとヒーターのハイブリッド乾燥方式で縮みや乾きムラ、シワを抑えつつふんわり乾燥。プラズマクラスターイオンを放出し、ドラム内のカビの繁殖を抑えたり、水で洗えない衣類の除菌・消臭もできる。洗濯・脱水容量11キロ、乾燥容量6キロ。相場は22万円前後。



▲フタの付け根のフック=上赤丸部=に衣類をかけたハンガーを取り付ければ、シワを抑えつつスピーディーに乾燥が可能。体操服上下なら約15分、上履きなら約45分が目安


▲同タイプの縦型洗濯乾燥機は、ステンレスの穴なし洗濯槽で黒カビの侵入を防止。



ベスト電器美里店
宮里聡店長

<問い合わせ>
(株)ベスト電器美里店
電話:098-938-7815
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毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1689号・2018年5月18日紙面から掲載

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徳正美

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