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2016年10月21日更新
最優秀賞に山内さん|こども絵画コンクール④
タイムス住宅新聞社が手掛ける第30回沖縄県トータルリビングショウ併催事業、「あったらいいな、こんな家」こども絵画コンクールの表彰式が10月16日、沖縄コンベンションセンター展示棟に設けた絵画展会場で行われた。最優秀賞は、兼城小学校3年生の山内玲奈さん(8)が受賞。表彰式では審査員から入賞者に賞状などが手渡された。
入賞者に表彰状贈る
賞状を手に笑顔の受賞児童。後列右端が最優秀賞の山内さん=16日正午、沖縄コンベンションセンター
同コンクールは県内の小学生を対象に、「大好きぼく・わたしのおうち」「あったらいいな、こんな家」をテーマに絵画を募集。290点の応募があった。
審査の結果、山内玲奈さん(兼城小3年)が最優秀賞を受賞。優秀賞に、洲鎌心春さん(6、真和志小1年)、花城康龍さん(8、島袋小2年)、天願笑子さん(9、泡瀬小3年)、飯塚えみさん(10、玉城小4年)が選ばれた。
4人の審査員がそれぞれ選ぶ審査員特別賞は、宮城瑠蘭さん(6、志真志小1年)、玉城和真さん(6、上間小1年)、近藤晶さん(9、泡瀬小3年)、西森月子さん(8、琉大附属小3年)。タイムス住宅新聞社賞には、長堂知依さん(6、志真志小1年)と、後藤朴然さん(10、北中城小5年)が選ばれた。
表彰式では、タイムス住宅新聞社の比嘉弘社長が「子どもたちの家と暮らしに対する考えが詰まった夢と希望あふれる作品が多く、審査も楽しかった」とあいさつ。審査員から受賞者に賞状と図書券が贈られた。
金城明美審査委員長は、「子どもの会話を引き出すような関わりが感じられる作品が多かった」と審査を総評。審査員の下地鉄郎さんは「大人が思いつかない発想、夢のある絵に刺激を受けた。親子で楽しむ暮らしの空間に心が温まった」と話し、蒲地史子さんは「自分の心を素直に表現した子どもたちの絵は、すごく心に響いた」と称えた。
最優秀賞と会場賞を受賞した山内さんは、「大好きなものとほしい物を入れ、明るい色使いで家族が笑顔になれる家を描いた。絵が好きなので賞をもらえてうれしい」とにっこり。
タイムス住宅新聞社賞と会場賞を受賞した後藤さんは、「弟に障がいがあって、介護をする側もされる側も使いやすい家にしたかった。実現してほしい」と感想を話した。
10月14日~16日まで入賞・入選67点を展示
入賞、入選作品67点が沖縄コンベンションセンター展示棟西側中2階で展示され、子どもから大人まで多くの参観者が足を運んだ。参観者は1点1点を熱心に見つめ、興味を持った絵について親子や友人同士で楽しそうに語り合う姿が印象的だった。
受賞児童の感想
優秀賞
◆洲鎌心春さん=賞をもらってドキドキした。お花が大好きで、見たら楽しい気分になるのであちこちに花がある家にした。
◆花城康龍さん=つりが一番好きで、魚を利用しようと思った。4日かかって頑張って描いたので、賞をもらってうれしい。
◆天願笑子さん=種が好き。暑いと花が枯れるから、涼しい家がいいなと思った。家族と住みたい。
◆飯塚えみさん=いろんな色があって、カラフルな家がいいと思った。家族や友だち、おじいちゃんと楽しく住みたい。
審査員特別賞
◆宮城瑠蘭さん=背景は丸めたコットンをポンポン押して塗った。ちょっと大変だったけど、賞をもらえてうれしい。
◆玉城和真さん=木の上は気持ちいいから、住んでみたいと思って描いた。工夫したのは色をたくさん使ったこと。
◆近藤晶さん=将来は庭の広い家に住んで、キャンプなどをしたい。動物や野菜も育て、地球に優しく節約もできる家に!
◆西森月子さん=空や海の上に浮いたり、海の中に潜ったり、自由に移動できる家があるといいと思った。賞はうれしい。
タイムス住宅新聞社賞
◆長堂知依さん=好きなピンクと紫でお城の家を描いた。子どもが3人生まれるかもしれないので、3部屋空き室をつくった。
受賞作品はコチラからご覧いただけます。
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞 第1607号・2016年10月21日紙面から掲載