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2023年3月10日更新

工夫とアイデアでカスタム楽しむ[暮らしにアウトドア(24)]

那覇市曙にあるバイク店・沖縄ヤマハの店内で「燈人」というアウトドアグッズコーナーを担当している與那嶺康貴です。当連載は今回で最終回。最近のトレンド、キャンプギアの「カスタム」について紹介します。

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工夫とアイデアでカスタム楽しむ

木の塊を切り出して「ククサ」という北欧のカップやスプーン、ナイフの柄を作っているところ。焚き火のそばで作れば、削りカスも燃やせて一石二鳥


ステッカーを貼るだけでも

あっという間に3月。寒さは和らいできましたが、日によって気温差が激しいですね。焚き火が楽しめる期間が少なくなってきたともいえて少し寂しいです。

さて、今回のテーマは「キャンプギアを自分好みにカスタムする、D IYして楽しむ」です。
市販のギアを購入してそのまま使うのももちろん良いのですが、カスタムパーツを装着することでさらに魅力的になります。中には、最初から加工途中で販売し、購入者が自分でオリジナルの形や模様を施して完成させるというものまであります。

例えば、オイルランタンなら、ガラス部分を琉球ガラスや壺屋焼などの伝統工芸品に変えて沖縄らしくカスタムすることもできます=写真。

オイルランタンのガラス部分を琉球ガラスややちむんに変えたり、既存のランプに花ブロック柄を模したパーツを付けてオリジナル仕様に!

また、白っぽい光を放つ少し無機質なL E Dランタンに紅型柄のシェード(傘部分)や花ブロック柄を模したパーツを装着して、温かみをプラスしたり、本来であればお茶わんの下に敷く「茶たく」をひっくり返してシェードとして使う、なんていうアイデアもあります。

ナイフや調理道具などに革のカバーを付ければ保護になりますし、断熱になる上、見た目もグッと格好良くなります。それこそアウトドアブランドのステッカーを一枚ペタッと貼るだけでもカッコ良くカスタムできます。





























 
ステッカーを貼るだけでも世界に一つのオリジナルギアになる

キャンプしながら自作

イチから自分でつくるキットも人気です。木の棒一本からおはし、板からスプーン、木の塊から北欧の伝統的な木製カップ「ククサ」を作るキットなどもあり、キャンプ場で焚き火の横で黙々と自作する楽しみ方もあります。削りカスや木片は、焚き火の焚き付けになるので一石二鳥です。 

実際にアウトドアで使っていて、「もっとこうだったら便利かも?」と思った形にカスタムしてみるのもアリです。うまくいかなくてもその過程が楽しいですし、ちょっとでも手を加えることで「世界に一つだけのキャンプギア」になり、愛着がさらに湧くことでしょう。
 

◇    ◇
この連載は今回で終了。毎回うんうん悩みながら、少しでも多くの方にアウトドアの魅力を伝えたいとネタ探しを楽しんだ有意義な2年間でした。また機会がありましたら別のテーマでお会いしましょう。皆さまも人生が豊かになる「暮らしにアウトドア」を楽しんでください。=おわり

文・写真/與那嶺康貴
よなみね・やすたか/沖縄ヤマハ内のキャンプギアコーナー「燈人(ともしびと)」スタッフ。店舗は那覇市曙1-8-10、電話098・867・3359
www.ysp-nahaakebono.com
毎週金曜発行・週刊タイムス住宅新聞
第1940号・2023年3月10日紙面から掲載

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